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最新版2010の機能を画面で説明する

復旧まで面倒見マス!Backup Exec System Recoveryの実力

2009年12月21日 09時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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デスクトップもサーバーも
きっちりリカバリできる

 さて、ここからは画面を見ながら詳細な使い勝手をチェックしていこう。Backup Exec System Recovery 2010では、そもそもバックアップをとらないと警告が出てしまうので、まずはワンタイムバックアップウィザードで設定を行なう。WindowsのVSS対応であれば、サーバーアプリケーションでもオンラインでのバックアップも可能だ。さらに、オフサイトコピーの機能を使って、保存先を複数指定したり、リカバリポイントを複数作ることによって世代管理も行なえる。

Backup Exec System Recovery 2010の設定・管理ツールには操作のためのボタンが並ぶ。ここから各種機能のリンクをクリックする

ワンタイムバックアップウィザードを起動すると保存先やFTPなどのオフサイトコピーの有無が設定可能

詳細オプションではパスワードや暗号化の設定が選択できる。VSS対応アプリケーションの完全バックアップも可能

リカバリポイント作成中の進捗。パフォーマンスを低く設定するとCPU負荷を抑えられる

 一方で、バックアップはしたけど、リストアがうまくできなかったという例は枚挙にいとまがない。「テープの順番を誤る、サーバーのバージョンを間違える、といったオペレーションミスのほか、異なる環境へのリストアがうまく行かないこともあります」(宮本氏)。これに対してBackup Exec System Recovery 2010では、リストアしやすいという点に力点が置かれている。リカバリCDにはWindowsと高い親和性を実現するWindows PEを採用し、NTFSやダイナミックディスク、RAIDにも対応し、USBメモリーからも起動できる。また、「Restore Anyware」という機能により正しいドライバを自動的にインストールしてくれるため、異なるハードウェアへのリストアも可能。「最新のハードウェアであれば、2~3分くらいでリストアが完了します」(宮本氏)とのことだ。

 また、仮想化への対応も大きな強化点といえる。Backup Exec System Recovery 2010では、物理と仮想の変換はもちろん、異なる仮想化ソフトにも対応する。しかもウィザードで指定すればよいので、非常に容易だ。

仮想化対応も強化。ウィザードを用いて、どのフォーマットかを選択すればよい

 従来オプションだったGranular Restore Optionも標準で提供になった。これはExchangeやSharePointなどのメールやフォルダ、添付ファイル単位でのリストアを可能にするものだ。新バージョンではあらたにExchange 2010にも対応した。

メールや添付ファイルなど細かい単位でのリストアが可能なGranular Restore Option

Recovery Point Browserからファイルを指定し、「ファイルを修復」ボタンを押せばOK

 その他、セキュリティベンダーであるシマンテックならではの機能として、同社のアラートシステム「ThreatCon」にも対応し、警戒度が上がると自動的にバックアップする機能もある。総じて、GUIのメニューはどれも使いやすそうであり、操作を迷うということはなさそうだ。

10万円以下の価格で
さらにお求めやすく

 今回のバージョンでもっとも大きな特徴は、9万7200円(Backup Exec System Recovery Basic Edition)という低廉な新価格であろう。ハードウェアの低価格化に合わせ、大幅な値下げが実現されている。特に重要なアプリケーションのオンラインバックアップはBackup Execが担い、復旧を重視する各種サーバーにBackup Exec System Recoveryを使うというのがよい選択だ。Server Edtiionでは、前述のとおりGranular Restore Optionも標準搭載され、お得感が増している。

 ご存じのとおり、現状では中小企業で十分なバックアップが行なわれているとは言い難い。サーバダウンやデータの消失といった事故にぶち当たる前に、導入を検討すべきであろう。リカバリのしやすさを重視し、価格的にも低廉なBackup Exec System Recoveryはその選択肢の筆頭に挙がる製品といえる。

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