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エコポイントがある今こそ! 2009年冬 大画面テレビの買い方 第5回

2010年、大画面テレビのトレンドは“3D”で決まりだ!

2009年12月03日 12時00分更新

文● 坪山博貴、ASCII.jp編集部

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規格化が進んでいるのは
左目用と右目用の映像を高速で交互に映す方式

Q まずソニーの3Dテレビの実現方法を教えてください。

A まずテレビの表示方式としてはフレームシーケンシャル方式を採用しています。右目用、左目用、右目用、と時系列順にフレーム単位で映像を表示する方式です。同時にメガネの方では、右目用の映像表示の時には左目のシャッターを閉じて、左目用の映像の時には右目のシャッターを閉じます。今回お見せしているのはあくまでサンプル機ですが、テレビからメガネへの指示は、IR(赤外線)で送信しています。

Q ソニーで採用している方式は規格化されているんですか?

A 3Dテレビの表示方式に関しては現時点で規格化されているわけではありません。3Dテレビの方式をおおまかに分けると2方式があって、1つ目が今説明したフレームシーケンシャル方式です。

 もう1つがライン・バイ・ライン方式で、奇数ラインと偶数ラインに右目、左目用の映像を同時に表示します。そしてテレビのパネルの前には1ラインごとに右目用、左目用の偏光フィルターが装着されています。そしてメガネ側にも右目には右目用のラインだけが、左目には左目用のラインだけが見えるフィルターが付けられているのです。

 ライン・バイ・ライン方式の場合、その仕組み上、映像の縦解像度が半分になってしまうのが難点と言えます。フレームシーケンシャル方式の場合、右目、左目用の完全な静止画が表示されますので、人間の頭の中で合成される映像でも解像度は維持されます。つまりフルHDの解像度のままで3D表示が可能なのです。

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