NECは、“Enterprise2.0対応”を謳った企業内ポータル「StarOffice Xシリーズ V2」を販売開始した。
製品の特徴は以下の通り。
業務システムとの連携
- WebAPIを実装
- StarOffice Xシリーズと業務システムを連携させるためのWebAPIを実装。第一弾として、今回は「ID管理機能」「メール機能」「文書管理機能」を提供する。今後は「スケジュール管理」や「施設予約」といったWebAPIも追加予定。
- FlowLitesのシリーズ追加
- 承認や各種申請を行なうワークフロー製品「FlowLites」をラインナップに加え、低コストでの承認システムの構築を可能とした。
- JSR168/286への対応
- JSR168/286は、ポートレット(ポータルを構築する部品)作成のための標準規格。StarOffice Xシリーズの「ポータル機能」がこれに対応したことで、複数ポートレット間でのデータ連係や業務システム連携が容易になった。
検索・情報共有機能などの強化
- 企業内の横断検索が可能に
- NECが開発した横断検索機能を実装。StarOffice Xシリーズ内だけではなく、Webサーバーやイントラネット上のファイルサーバー上のファイルまで検索できる。アクセス権コントロールも可能。
- チームのコミュニケーション機能を強化
- ブログ機能に、テーマごとに投稿者の記事をスレッドツリー式に表示する「コミュニティ掲示板」を追加したほか、Wiki機能も搭載した。
価格
StarOffice Xシリーズ V2の価格は以下の通り。
- Standard
- 50ID以上で、80万円から。出荷は11月9日からだが、ポータルの新機能は2010上期出荷予定
- Stnerprise
- 1000ID以上で、1980万円から。出荷は11月9日からだが、ポータルの新機能は2010年上期出荷予定
- 横断検索(オプション)
- 300万円。製品に標準添付の回数(5万件)を超えて無制限で検索したい場合。2010年2月出荷予定
- ブログ(オプション)
- 120万円。ブログサーバー1台分のライセンス価格。2009年11月9日出荷予定