富士ゼロックスは、中小規模グループ向けの社内ポータルサイト「Working Portal」の提供を開始した。当初は、東京と、神奈川県、埼玉県など特定地域300社が対象となる。
Working Portalの機能は、
- スケジュール共有
- 掲示板
- ファイル管理
- タスク管理
- ブログ
- コミュニケーション
となっている。ファイル管理に関してはWebブラウザからの保存/共有に対応するほか、タスク管理は単なる進捗管理のみならず、添付ファイルを使った報告なども行なえる。
特筆すべきは「コミュニケーション」機能。富士ゼロックスから業務に役立つ情報が定期的に配信されるほか、Working Portalユーザー全員と富士ゼロックスとの情報交換の場が設けられている。これによって、同社はユーザーとのコミュニケーションを図る。
機能だけを見るとグループウェアに見えるが、“ポータルサイト”と銘打つだけに、顧客の業務に関する相談や富士ゼロックスへの意見・要望のやりとり、さらにはIT利活用や業務遂行場の課題を掲示板に書き込めば、富士ゼロックスの担当者が相談に応じるという体制も整えられている。こうして寄せられた声から、富士ゼロックスでは必要に応じてカストマーエンジニアとも連携してサポートを実施するという。単なる機能の提供ではなく、コミュニケーションによるノウハウの提供や、具体的なシステム対応といった、いわば“血の通ったグループウェア”といえる製品だ。
