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買う前に知っておきたいWindows 7のアレコレ特集 第4回

32bit vs 64bit Windows 7を入れるならどっちだ?

2009年09月05日 18時00分更新

文● 山本雅史、小西利明/ASCII.jp編集部

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CINEBENCH R10

CINEBENCH R10

CINEBENCH R10

 CPUに関するもうひとつのベンチマークテストとして、マルチスレッド性能テストで定評のある「CINEBENCH R10」を使用した。

「CINEBENCH」Phenom II X4 955での計測結果

「CINEBENCH」Phenom II X4 955での計測結果

「CINEBENCH」Core 2 Quad Q6600での計測結果

「CINEBENCH」Core 2 Quad Q6600での計測結果

 CINEBENCHでも、Phenom II、Core 2 Quadともに64bitの方が高速となった。Phenom IIでは、28%もの性能差を示した項目もある。一方Core 2 Quadでは、2つの項目で32bitの方がやや上回った。これに関しては謎で、ベンチマークの癖なのか、CPUの特徴なのか原因はわからなかった。いずれにしてもCINEBENCHでは、Core 2 QuadはPhenom IIほど64bit環境での性能差が出ないようだ。


CrystalDiskMark 2.2

CrystalDiskMark 2.2

CrystalDiskMark 2.2

 HDD性能を計測する「CrystalDiskMark 2.2」を使い、32bitと64bitでのHDD性能に差があるかを検証してみた。Performance TestやPCMark Vantageよりも、純粋なHDD性能差が見られると思われる。

「CrystalDiskMark 2.2」Phenom II X4 955での計測結果

「CrystalDiskMark 2.2」Phenom II X4 955での計測結果

「CrystalDiskMark 2.2」Core 2 Quad Q6600での計測結果

「CrystalDiskMark 2.2」Core 2 Quad Q6600での計測結果

 やはりPhenom II、Core 2 Quadともに、64bitの方が高速という結果になった。特にシーケンシャルアクセスに関しては、64bitはCore 2 Quadで27%程度、Phenom IIでは32~35%も高速だ。ここでCore 2 Quadは、Phenom IIほどの伸びは見せていない。

 ランダムアクセスに関しては、OSの差よりもHDDの性能が出るため、32bitと64bitの差は、顕著には出ていない。項目によっては誤差程度だが、32bitが逆転している場合もある。ただしブロックサイズの大きな512KBのテストでは、64bitの方が速い。

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