ナビだけでなくAV機能も併せ持つ
フラッグシップモデルたち
ナビゲーション機能以外にも、DVDを再生したり地デジを視聴したり、映像や音楽データを楽しみたいという様々な要望に応えてくれるのが、2DIN、1DIN、インダッシュ、オンダッシュといったハイエンドタイプのカーナビになる。
ポータブルナビよりはだいぶ高価になるが、ナビゲーションそのものの性能や付帯してくる機能も数多く、これらのモデルを買っておけば、まず間違いないといえるだろう。
各社ともに、彩度の高いモニターを搭載し、車内に合った高音質を実現しているので、エンターテイメント性も抜群。パッセンジャーを退屈させないためにも効果的だろう。
気になるナビゲーション性能だが、各社とも独自の交通情報をデータ化して蓄積。それを元に、時間帯や曜日によって渋滞回避のルートを導き出してくれる。一部のモデルは、他車のカーナビと相互通信することで多くのデータをリアルタイムで収集している。また、この機能は、交通情報以外にもレストランや観光名所などの情報とも繋がっているので、ガイドブック的な役割も果たしている。
高性能化が進んでいる一方で、ナビゲーション機能を簡素化して誰でも分かりやすい操作性を求めたモデルもある。とにかくバリエーションが豊富なので、どの機能が必要かということを判断してお気に入りのモデルを探してほしい。
ALPINE
X08 プレミアム
アルパインのカーナビは、ミニバンやワンボックスカーで後席に座る人のために設置するリアビジョンとの連動が特徴だ。リアビジョンでは映像を流しながら、運転席のカーナビでは地図を見るというセパレート機能が設定されており、前席と後席のそれぞれで音量をコントロールすることで、快適な車内空間を実現している。
同社の最新モデル「X08 プレミアム」も、もちろんリアビジョンに対応。機能としては、アルパイン史上最高の画質と音質を表現したことだ。まず画質だが、色鮮やかな映像と明るさの実現するために「WVGA液晶」を採用。また「高輝度ホワイトLEDバックライト」を使用することにより従来モデルよりも大幅に明るさがアップしている。明るさが均一にならない車内でもきれいな映像を見ることができるのだ。
一方の音質は、ノイズを遮断するために「オーディオ」「ビジュアル」「ナビゲーション」の構造を完全に分離。また、カーナビ本体の電源部のパスコンというコンデンサーの容量を4~5倍にすることで、車内で理想とされる音の厚みや奥行きを再現している。
ドライブアシスト機能も付いていて、燃費情報の表示や、アクセルワークを判断してポイント化する「エコガイド表示」などによりエコドライブを意識させ、省燃費ドライブにも貢献する。
なお、X08の実売価格は20万~22万円。
主なナビ機能
- 全国約1300万件名称検索
- 全国約900万件タウンページ電話番号検索
- 全国約2800万件訪問先宅住所検索
- 294カテゴリー周辺検索
- 渋滞情報データ
- 渋滞推測考慮ルート探索
- アクティブルートサーチ
- 渋滞学習機能
- ルート学習機能
- スマートIC対応
- リアルドライビングマップ
- リアル3D交差点拡大図
- 細街路オート2画面表示
- 提携駐車場ガイドなど
その他の機能
- 7型WVGAモニター
- HDD
- 地デジフルセグ
- ワンセグ
- B-CASカードスロット内蔵
- 対応ディスク:DVD、CD
- 対応フォーマット:MP3、AAC、WMA
- iPod&iPhone接続可能
- SDカードスロット
- FM、AM
- USB接続
- Bluetooth
- 5.1ch
- フォトビュ-ワー:BMP、JPG、PNG、GIF
- タッチパネル
- バックカメラ対応など
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