PNDの実力を試す!
コンパクトなサイズで手軽に持ち運ぶことができ、シガーソケットから電源を引けば起動するので車両間の移動も簡単なポーダブルカーナビ「PND」。内蔵されるフラッシュメモリーが大容量化され、モデルによってはGPS電波の拾いづらいところでも自車位置を把握できるように、加速度センサーやジャイロセンサーが搭載されている。これらの機能拡張のおかげで、これまで安価だから選んだというネガティブな選択方法から、しっかりと使える車載カーナビとして進化を遂げている。
様々なタイプがラインナップされるカーナビの中でもシェアを伸ばしているため、各メーカーから多くのモデルがリリースされている。なので、ユーザーはどのモデルを選んだら良いのか、機能性はどれが優れているのかなど、購入するにあたり迷うことも多いだろう。
そこで、6台のPNDを借り出し、比較テストを行なった。
現在、フロントガラスにカーナビなどを装着させるのは違法となります。この記事では撮影のために吸着させており、実際にはダッシュボード上で使用しております。また、一部不適切な画像がありましたことをお詫びいたします
横浜から三浦海岸まで渋滞ドライブ
インプレッションを行なったのは、一般道、高速道路ともに渋滞のピークとなるお盆時期。横浜市内から海水浴客で賑わう三浦海岸までを往復して、片道で3台のPNDを設置して同時に性能を比較するというテストをした。
まず、往路でテストしたのは、ソニーの「nav-u NV-U3DV」とカロッツェリアの「Air navi AVIC-T20」、クラリオンの「Driv Trax DTR-P7DT」の3台。
内蔵メモリーは、Driv Traxが2GBに対して、他の2台は4GBとアドバンテージを持つ。しかし、実売価格が4万円台~5万円台のnav-uとAir naviに対して、Driv Traxは3万円台とちょっと安い。
クルマへの取り付け方法だが、nav-uとDriv Traxは吸盤でダッシュボードに取り付けるのに対して、Air naviは、吸盤を取り付けベースに装着し、その取り付けベースを粘着テープで固定する。粘着テープでダッシュボードへ取り付けるため、剥がすときに糊が残ってしまうかもしれない。また、Air naviのクレードルは、固定するのに付属の六角レンチで締める必要があるのが多少手間になるように思えた。
Driv Traxは、吸盤タイプでの固定方法だが、凹凸のあるダッシュボードだと吸着力に難点があるようだ。nav-uの吸盤は、吸着力も十分でモニターの重さが400gもあるのにしっかりと固定できた。
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