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リコーに聞くGR Digital III 飽くなき画質の追求!

2009年08月11日 16時00分更新

文● 荻窪圭

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従来より白飛びしにくくなった

── CCD、レンズと来たらあとは画像処理エンジンです。

樋口:ノイズ低減処理の技術は、GRD IIとGRD IIIで違うものを採用しています。以前は高感度になると少し解像感が落ちてしまうんです。GRD IIIではよく見ないとわからないくらいディテールが残ってます。

ベイヤー配列
ベイヤー配列では、このようにRGBのカラーフィルターが並んでおり、ほかの色に比べてGが多い

中平:今回はより高感度時のノイズを減らすために、やり方を少し変えました。従来は輪郭強調とノイズ低減を並行して処理していた感じでした。

 今回はあらかじめビット数が高い段階でノイズを減らしてから、ほかの処理を行なってますから、解像感を落とさずにノイズが減ってます。それも単純なフィルター処理ではなく、絵柄を見ながら除去しているんです。

 もうひとつ、ダイナミックレンジの拡大処理も画像処理で行なってます。これはCX1から始めた画像補完処理アルゴリズムです。CCDはベイヤー配列なので、RGBのうちGの色が最初に飽和しやすいんです。でもRとBが飽和しない間はGの様子はわかるので、計算してGが飽和しないようにしてます。これにより、ハイライト部の白飛びをおさえることができます。

── つまり、RGBそれぞれの明るさをチェックしているので、どれかひとつが飽和してしまっても、他の色の明るさを利用して補完し、色を飛ばさないようにできる、ということですね。

中平:そうです。RBも含めてそういう処理をしてます。

── 高感度時のみならず、画質面で大幅な向上をはかったのが、GRD IIIということですね。

樋口:レンズや画質のみならず、GRD IIIには細かい工夫がたくさんあります。背面の液晶ディスプレーを2.7型から3.0型に大型化して見やすくしましたが、本体サイズはほとんど変わっていない。

 操作パネルに使える背面領域が減っているのですが、GRD IIIでは操作性が落ちないようにズームレバーを少し細くして、端に持って行くなどの工夫をしてます。操作性でも評価されているので、使いにくくなってはいけません。

液晶ディスプレー
左がGRD III、右がGRD IIで液晶ディスプレーを比べたところ。メニュー一覧で表示できる数が増えた。ちなみにメニューフォントも高解像度用に作り直している

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