この夏は例年に無く長梅雨の地域が多い。そんなときにでも安心して外に持ち出せるのが防水デジタルカメラだ。
今年の不安定な天気を見越していたわけではないだろうが、ちょうどいいタイミングで出てきたのがオリンパス「μTOUGH-6010」(以下μ-6010、実売3万5000円前後)とペンタックス「OptioW80」(以下W80、実売4万円前後)だ。
この2機種のカタログスペックを見比べてみると、実はかなり共通項が多い。どちらも撮像素子は有効約1200万画素(W80は約1210万画素)で、レンズは屈曲系光学ズームレンズを搭載し、ボディ前面からレンズが飛び出すことはない。
ズームの焦点距離はμ-6010が28mm~102mm(35mmフィルム換算)光学3.6倍ズームなのに対し、W80は約28~140mm(35ミリフィルム換算)光学5倍ズームと少し望遠側に強い。撮影感度はμ-6010がISO 64~1600に対し、W80はISO 64~6400と、W80のほうが2段分高感度対応だ(ISO 3200以上の設定時の解像度は5Mに固定される)。
背面液晶モニターは、μ-6010が2.7型23万ドットに対し、W80は2.5型で約23万ドットだが、そのサイズの差は僅差で見易さはどちらも甲乙つけがたい。