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勝負は最初の1カ月!アフィリエイトの賢い使い方

2009年07月24日 08時00分更新

三浦たまみ

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なぜ、あのネットショップは今日も繁盛しているのか? なぜ、自分のショップでは商品が売れないのか?
他にはない強い商品開発力、他店を引き離す圧倒的な集客手法、一度捕まえたお客を逃がさない囲い込み術……と、成功したネットショップには現場で蓄積されたノウハウがある。本連載では、全国の優れたネットショップの事例からそのノウハウを公開。あなたのショップの“勝ちパターン”を見つけるヒントにしよう。⇒連載インデックス

■今回の成功ネットショップ:
益子焼販売『和食器販売~樂raku~』

和食器販売~樂raku~

2004年、益子焼の食器販売のネットショップを開店。当初は栃木県芳賀郡益子町で開催される陶器市で商品を仕入れたり、益子焼を制作する作家と直接提携して販売していたが、2005年10月より益子焼大手専門店「やまに大塚」1社と提携。ドロップシッピング形態のネットショップに切り替える。月商非公開。


販路拡大のひとつの方法としてアフィリエイト広告を活用

 独自ドメインで運営するネットショップが新規顧客開拓を図るには、まずはSEO、SEM対策で検索エンジンの上位表示を狙い、自店の露出を高めなくてはなりません。2004年にオープンした益子焼の食器販売店『和食器販売~樂raku~』の関口むつみさんは、 2005年からYahoo! JAPANのオーバーチュア広告を活用。月額10万円と上限を決め出稿します。

「当時は出稿数そのものが少なく、ビッグワードと言われるキーワードも比較的安く購入できるなど、検索エンジンからの集客はかなり有効でした。でも今は、広告費は吊り上がる一方。キーワードを精査するなど、少ない予算内で効果を得られる努力はしていますが、低予算で上位表示対策を講じるのは厳しいのが現状ですね」

 そこで、検索連動型広告以外で関口さんが注目したのが、アフィリエイト広告。2006年から始め、現在も力を入れています。

関口むつみさん
『和食器販売~樂raku~』の関口むつみさん

アフィリエイト開始月に一気に提携数を増やす

 アフィリエイト広告のしくみは以下のようになっています。

アフィリエイトの仕組み

 アフィリエイト広告は、ネットショップ側が広告主となり、法人や個人のホームページの運営者(アフィリエイター)と提携して広告を掲載してもらうもの。提携サイト経由で商品が購入されたら、広告主はアフィリエイターに報酬を支払います。次のようなアフィリエイト仲介業者を利用したアフィリエイト・ネットワークに参加するのが一般的です。

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 アフィリエイト広告は、なるべく多くのサイトに広告を貼ってもらうことで大勢の目に止まる可能性が高くなります。検索連動型広告ほどダイレクトにサイトに誘導できる可能性は少ない広告ですが、個人のアフィリエイトサイトなどを上手に活用すれば、口コミで商品や店舗が広まる可能性を秘めているといえます。

「そのためにも提携サイトを増やすのが肝心です。ただしアフィリエイト広告は、提携したサイトが必ず広告を貼ってくれるとは限りません。提携してもらったあと、いかに広告を貼ってもらうか、すなわち、稼働率を高めていくか考えることも必要になります」

 提携数を増やすために関口さんがまず行なったのは、“オープニングキャンペーン”としてアフィリエイターに支払う報酬を高く設定すること。報酬はネットショップが自由に設定できますが、高いほどアフィリエイターにとってはうま味があります。関口さんは、通常は1商品につき3%程度の報酬を設定していますが、アフィリエイト開始月は高めの報酬を設定したといいます。

「一般アフィリエイターには1商品につき5%の報酬を、商品の販売実績のある優良アフィリエイターには特別報酬を設定しました。小規模ショップにとってこの数字は、決して低いものではありません。でもアフィリエイト開始月は、アフィリエイト仲介業者のサイト内で[新着広告主]として掲載されたり、アフィリエイターに配信されるメルマガで紹介してもらえるので、自店を露出させる最大のチャンスといってもいいぐらい。この機会を逃すまいと思いました」

 この目論見は当たり、最初の1ヶ月で提携数は目標件数を超えました。提携してもらったあとは、いかに稼働率に結びつけるか思案していきました。

「私の場合、『初めて商品が売れたら、ボーナスとして○○円進呈』『1ケ月間に○○円以上商品を売ってくれたらプレゼント進呈』といった具合に、適宜キャンペーンを展開し、なるべく多くのアフィリエイターの目に止まるようにしました。『このお店の広告を貼りたい!』と思ってもらえれば稼働率は高まりますし、広告を貼ってもらうことで他のアフィリエイターの目に止まれば、さらに提携数が増える可能性もありますからね」

 そのほか、母の日をはじめイベントシーズンの1~2ケ月前になると報酬をアップさせたりキャンペーンを展開するなどして、提携数や稼働率を増やす努力をしています。

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