「Phenom II Black Edition TWKR - OC & Get it!-」
AMDの非売品CPU「TWKR」が6.6GHzオーバーを記録!
2009年07月04日 22時30分更新
先日お伝えしたオーバークロックイベント「TWKR CoDEオーバークロック大会」が本日4日(土)よりスタート。OVERCLOCK WORKS店内特設スペースにて液体窒素を用いてオーバークロックデモンストレーションが行なわれた。
オーバークロックイベント「TWKR CoDEオーバークロック大会」が本日4日(土)よりスタート。OVERCLOCK WORKS店内特設スペースにて液体窒素を用いてオーバークロックデモンストレーションが行なわれた
イベントでは「Phenom II X4 42 Black Edition TWKR」(以下、TWKR)と呼ばれるAMDの非売品CPUを使用し2台の窒素冷却用デモPCでオーバークロックを開始。
1台はCPUを極限までオーバークロックして記録を計測。1台はCPUを6GHzオーバーの状態で3DMarkの完走を目指した。
Phenom II X4 42 Black Edition TWKR
「TWKR」は、定格2GHzのCPUで世界に100個、日本に6個という希少CPU。今回デモ機に2つ、さらに2つ店内に展示されていたので日本に存在する「TWKR」の半分以上がOVERCLOCK WORKS店内に存在するアキバならではの密集度を誇るイベントとなった。
6.6GHzオーバーを記録したデモ
マザーボードにASUSTeK「M4A79T DELUXE」を使用したマシンでは、何度もチャレンジした結果6.612GHzを記録。ただし到達後すぐに落ちてしまった。常用は絶対不可能だが、数値的には定格2GHzから6.612GHzへと約3.3倍のクロックアップを達成した
6GHzオーバーでのベンチ完走デモ
マザーボードにMSI「790FX-GD70」を使用したマシンでは、6GHzオーバーの状態で3DMarkを完走。3DMarkのスコアは31896を記録。なお、ビテオカードは「Radeon HD 4890」を3枚使用したCrossFireX構成となっている
6GHzオーバーの極限OCにはやはり窒素は必須!
会場には兄貴こと日本AMD株式会社 土居 憲太郎氏も来店。窒素冷却で「TWKR」のオーバークロックを実施した。なお、兄貴は施設さえ準備できれば液体ヘリウム冷却でのオーバークロックも試しみたいとのこと。ただし、会場となったOVERCLOCK WORKSの渡邉氏は液体ヘリウムは気化が激しく店舗の設備では不可能とした。天候やCPUの個体差などいろいろな原因があるだろうが実質今回の記録が「TWKR」のほぼ最高クロックと考えてもよさそうだ。
なお、本日より開始された「CoDEオーバークロック大会」は、7月22日まで行なわれ、市販の「PenomII X4 955 BE」を使ってOCにチャレンジし、その結果をCoDEに報告することでエントリーし、エントリーした全てのユーザーの中から抽選で1名に「TWKR」がプレゼントされる。さらに優勝者にはDDR3のOCメモリ「FireStix Inferno」とSocket AM3・DDR3対応マザーボードのセットが贈呈される。なお、大会の詳細についてはイベントページを参照のこと。非売品の稀少CPU「TWKR」を手に入れることが出来る数少ないチャンスなので、興味のある人はぜひエントリーしたいところだ。
