痛車作成を微速度撮影してみた
一部で話題の“インポート痛車ショー”(関連記事)に出展した「らき☆すた痛油コルベット」。マッシヴなノーマルコルベットが痛外車に変身するまでを、わずか1分弱のムービーにまとめてみた。いわゆる微速度撮影というやつだが、要するに一定間隔で撮った(インターバル撮影した)静止画を動画ファイルに変換するわけだ。
まず、必要となるのが“一定間隔で自動撮影”する機能「インターバルタイマー」だが、デジタルカメラでは標準搭載されているものがあり、ここではリコーのコンパクト機「R8」を利用した。だいたい1~2時間程度の作業を見込んで15秒間隔のインターバル撮影を実施。最終的に15fpsの動画にするなら15×15=225倍速ということになり、2時間ならば30秒程度に収まるはずだ。撮影枚数は2時間で合計480枚となり、R8のバッテリーでは満充電での撮影可能枚数の約270枚(CIPA規格準拠)を超えてしまうが、CIPA規格ではズームや沈胴動作を含めての結果なので、ズーム固定ならばこの程度は許容範囲だろうと踏んだのだ。
また、メモリカードも2GBと大容量の(といってもイマドキ安い)ものを搭載した。最終的にVGA程度の動画に変換することを考えて、最大解像度ではなく3Mモード(2048×1536ドット)で撮影すれば計算上5000枚は撮れるので、こちらも余裕だ。
三脚にR8を固定してアングルを決め、インターバル撮影を実行すれば、あとは見ているだけ。ドア周りの切り込みや後部エンブレムの抜きなど、やや細かな作業があったため結局3時間近くになった。撮影枚数は500枚を超えたあたりだが、電池残量がハーフ表示となって内心やや焦ったものの、痛車制作の作業は無事終了。あとは動画ファイルにするだけだ。
静止画→動画変換ソフトウェアは各種製品・フリーソフトウェアがあるが、ここではR8に付属するアプリケーション「Irodio Digital Photo & Video Studio」を利用した。
まずは、3Mモードで撮影した画像は動画としてはやや大きい(HD画像にすることも考えて、あらかじめ大きめに撮っておいた)。そこで、画像を一括でVGAサイズに変換。続いてアプリケーション内のユーティリティー「ビデオ編集」で全画像をクリップし、あとはAVI変換を指定するだけと、操作は非常に簡単だった。
ただし、15fps出力を考えたものの、Irodioでは1クリップのフレーム最小単位が0.1秒=10fps(プラス画像切り替え最小値0.05秒)までしか指定できない。15fpsだと1枚あたり0.066秒なので、10fpsで作成すると当初の予定より長めになってしまう。といっても、最終出力が45秒程度だったものが、約1分弱となるだけなので、今回は10fpsで作業を進めた。もし最終的な倍速時間の正確さを気にするなら、あらかじめ撮影時のインターバル秒数を10秒単位にするか、ほかの静止画→動画変換ソフトを使うなどの必要があるので注意しよう。
完成! 1分痛車クッキング
ともあれ、AVI化してみると3時間近い作業工程がわずか1分で完了する動画ができあがった。インターバルタイマーが付いているデジタルカメラはリコー製品だけでなく色々あるのだが、この機能を使って楽しんでいるケースはあまり見聞きしない。YouTubeやニコニコ動画などの利用者も多いだろうが、せっかくデジカメを持っているなら、さまざまな自然の姿や人や作業の流れを微速度撮影で撮ってオリジナル動画を作ってみるのも面白そうだ。
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