「Phantom~Requiem for the Phantom~」がモチーフ
名古屋オートトレンドでお披露目するコルベットの痛車を極秘裏に製造中?
2009年03月06日 23時00分更新
東京の「オートサロン」、大阪の「オートメッセ」と開催されてきたが、日本でも屈指の自動車関連メーカーが集中する自動車王国「愛知県」でも、東西のイベントに劣ることのないチューンドカーイベント「名古屋オートトレンド」が週末の7日、8日の両日で開催される。
東京、大阪と、今年は痛車が多数出品されていたが、オートトレンドでも、新たな痛車が登場するとの情報を掴んだ。ということで、ASCII痛車連隊はその痛車ができるまでを密着取材してきたぞ!
超弩級スーパーカーが痛車化!
今回、作られている痛車は、2000年に人気美少女ゲームメーカー「ニトロプラス」が発売した18禁ゲーム「Phantom -PHANTOM OF INFERNO-」を原作に、4月からテレビ東京系で放送が予定されている「Phantom~Requiem for the Phantom~」(以下、Phantom)。
痛車のベースとして採用されたのは、2008年に発売された、排気量6997ccの超ビッグな排気量と、そこから生み出される511馬力というパワーが特徴のモンスターマシン「Chevrolet Corvette Z06」だ。
「Phantom」関係者によると当初は、同作品に登場する「フェラーリ F40」をベース車両として使おうと探したものの見つからず、Chevrolet Corvette Z06に決まったとのこと。まあ、F40は日本に数十台しか輸入されなかったレア車中のレア車ですからねえ……。
「Phantom」痛車を制作を手がけたのは、川崎市にある「中央デザイン」さん。同社といえば、「age×Nitro+ ゴードーアキバイベント」で展示されたランボルギーニ ガヤルド、ランチア ストラトス、BMW M5の3台の痛車を手がけたショップだ。
今回も「age×Nitro+ ゴードーイベント」の時と同様、一般的なカッティングシートではなく、ドイツで高級車を運送する際に車体の保護シートとして使用される「シェルシート」を使った痛車となっている。このシェルシート、糊を使わずに化学変化によって貼り付けているため、貼り付け跡を一切残さず、塗装も傷つけることなく、貼り付けたシートを剥がすことができる素材なのだ。
剥がせると言うことは、粘着力が弱いのではないかと心配する人もいるかもしれないが、無理な使い方をしないのであれば、1年以上は問題なく使用できる耐久性を持っているうえに、水を使っての洗車もOKとのことだ。
出力されたシートの数々をみて、中央デザインの職人は「今回のシートは痛車としては、アニメバリバリといった感じではなく、おとなしいデザインなので、これなら普通に走っていてもなんかの宣伝カーかなって思うかもしれませんね」と話していた。一般的な痛車に比べると、トーンが暗めで落ち着いた印象のシートが多いそうだ
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