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富士通WEBMART直販モデル・テストレポート

WiMAX内蔵WXGA(1280×800)B5ノートLOOX R/D70N

2009年07月15日 19時42分更新

文● ASCII.jp編集部

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第三の理由 WiMAXアンテナを内蔵していること

LOOX R/D70N内蔵のモバイルWiMAXアンテナ。これが高感度受信を実現しているのだ

LOOX R/D70N(モバイルWiMAX内蔵モデル)内蔵のモバイルWiMAXアンテナ。これが高感度受信を実現しているのだ

 モバイルWiMAXの天敵は、ノイズ発生源となるマザーボードだ。ノイズが多いとデータ通信の速度にも影響が出る。富士通のエンジニアの方によると、FMV-BIBLO LOOX R/D70N(モバイルWiMAX内蔵モデル)では、モバイルWiMAXのアンテナをマザーボードから離すことで、より安定した通信ができるのだという。





内蔵WiMAXと外付けWiMAX、速度の違いはどのくらい?

 今回、富士通からFMV-BIBLO LOOX R/D70N(モバイルWiMAX内蔵モデル)の先行機を借用し、内蔵WiMAXと外付けWiMAX(USB接続のD01NAで速度を測定した。測定した場所は、西新宿のアスキー・メディアワークス本社ビル。測定方法は、同一位置でLOOX R/D70N(モバイルWiMAX内蔵モデル)の内蔵モバイルWiMAX、そしてUSB接続されたデータ通信カードD01NAそれぞれで、Radish Network Speed Testinggooスピードテストの2つ。両方のサービスで5回測定し、それぞれの平均を出している。また、Radishは東京の測定サーバーを使用している。

アスキー・メディアワークス本社4F
条件 LOOX R/D70N内蔵モバイルWiMAX
平均接続速度(Mbps)
データ通信カードD01NA
平均接続速度(Mbps)
Radish(下り) 3.11 2.85
Radish(上り) 0.46 0.15
gooスピードテスト(下り) 3.09 3.04

 測定結果は内蔵WiMAXが下りで約1割優速からほぼ同等の速度、上りで3倍優速となった。今回の結果から速度的に内蔵WiMAXは、外付けWiMAXに対して十分優位にあると考えられる。これに加え、アンテナを内蔵することによる取り回しの良さ(=機動力の向上)というメリットもある。予算20万円未満で、データ通信前提でビジネスモバイル用ノートパソコンを選択するのであれば、まさに本機は最有力候補になるのではないか

 なお、無線LANとしてIEEE802.11nドラフト2.0準拠およびIEEE802.11a/b/g準拠の無線LANが搭載されているが、WiMAXとの同時使用はできない。

(次ページへ続く)

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