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WiMAX対応のWXGA+のビジネスノートThinkPad T400s

2009年08月05日 15時10分更新

文● ASCII.jp編集部 吉田

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ThinkPad T400s

ThinkPad T400s

 レノボThinkPadシリーズに、WXGA+(1440×900ドット)のワイド画面を搭載するThinkPad T400sが登場した。ThinkPadシリーズは堅牢性や信頼性、使い勝手の良さ、そしてセキュリティの高さという理由で選択されるシリーズ。CPUにはインテル Core 2 Duo SP9600 プロセッサーを搭載し、液晶はWXGA+1440×900ドットのワイド画面、光学ドライブも搭載した2スピンドル構成、指紋認証も搭載したビジネス向けモバイルノートだ。


ThinkPad T400sは前モデルT400の徹底改良モデル

 ThinkPad T400sは、前モデルThinkPad T400に対し、材質やキーボード、指紋センサー周りでの改良が加えられている。

 材質は、スポーツカーや航空機など耐衝撃性能が要求される乗り物で使用されているCFRP(炭素繊維強化プラスチック)およびGFRP(ガラス繊維強化プラスチック)を新たに天板の素材として採用した。ThinkPad T400sは、前モデルThinkPad T400より強度性能で向上しつつ、重量はT400が2.4kgだったのに対し、T400sでは1.79kg(6セルLi-Ionバッテリー装着時)と約2割の軽量化を実現している。T400sの「s」は文字通り「small」の「s」ということだ。

 キーボードもT400からT400sで改良が図られている。キーボードのクリック感の改善、ゴミが侵入しないようにキートップの間隔の微調整、そして使用頻度の高いESCキーとDelキーのサイズが大型化されら。キーを実際に打つと、しっかりとした手応えがあってよい。他にも、指紋センサーへのLEDの搭載、14.1型ワイドの液晶のLEDバックライトの搭載による軽量化、高輝度化など改良点は数多い。ただ、T400sのバッテリーは6セルのLi-Ionバッテリーとなっている。T400の時にはオプションとして大容量9セルLi-Ionバッテリーが選べたが、T400sには大容量バッテリーが提供されていない。T400sの6セルLi-Ionバッテリーでも最大で6.3時間使用できるとのことだが、外出したまま10時間程度使用できる大容量バッテリーも、ぜひT400s周辺機器のラインナップに加えて欲しいものだ。


T400s直販モデルには、ビジネスモバイラーにおすすめのWiMAX搭載モデルも

 ThinkPad T400sの特徴は、直販モデルのキメの細やかなカスタマイズだ。店頭モデル(2801A7J)では、CPUはインテル Core 2 Duo SP9600 プロセッサー2.4GHzとなっているが、直販モデルでは高性能な2.53GHzCPUを選択できる。記憶装置も店頭モデルではハードディスク250GBとなるが、直販モデルでは128GB SSD、あるいは64GB SSDなどが選択肢に加わる。そのほか光学ドライブをDVDドライブからBlu-Rayドライブにも換装できる。

 またT400Sにはモバイルでのブロードバンド決定版とも言われるWiMAX内蔵モデルも登場している。トップカバーのアンテナ周辺でCFRPとGFRPをハイブリッドに用いることで、通信パフォーマンス性能を高めつつ、高い強度を確保している。

WiMAXとは

 WiMAXは、7月1日から正式サービスが開始された、UQコミュニケーションズが提供する高速モバイルインターネット接続サービスで、公衆無線LAN並の通信速度、そしてドコモやイー・モバイルなど無線WANサービス並の広いサービスエリアという、両者のいいとこ取りを目指している。接続速度は下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsを謳い(接続する機器によって異なる)、現在首都圏など大都市圏を中心にサービスエリアを拡大している。契約プランは月単位、あるいは日単位で、長期契約縛りもなく、例えば出張の時だけ使いたい、というようなニーズには最適だ。

(次ページへ続く)

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