絶壁を這い登り、黒味岳山頂に!
登頂記念ショットは位置情報付きで!
湿原でしばしシカを堪能したあと、黒味岳を目指して再出発。しばらくは水流沿いの木段が続き、また林道に入る。ここでほとんどの登山者は、日本百名山のひとつで九州最高峰である宮之浦岳のほうを目指すが、私たちはそれより手前の黒味岳へ向かう側道へ入った。
分岐点で背中のザックを下ろし、GPS機器はポケットにしまって山を目指すことに。しばらく進むと、なんじゃこれは!? それまでは比較的整備された登山道だったのが、いきなり様相が変わり、一枚岩の絶壁をロープを頼りに這い登るシーンの連続に!
前日、宿のおじさんに「黒味岳に行くんです」と告げたら、「腕力に自信はある?」と聞かれたワケがわかったよ……。幸い、HDR-TG5VもiPhoneも小型で軽いので、ポケットに難なく収まったが、これが一眼レフカメラだったらきついなー。首から下げてたら、きっとぶつけたりからまったりしたと思う。
この辺になると、周囲の山々がぐっと近付いて見えて、「おー登山をしているなぁ」という実感が湧いてきた。屋久島は、島全体が花崗岩でできているそうで、山の頂上にヘンテコな形をした岩が目立つ。まるで現代彫刻か古代の遺跡のようだが、雨で土壌が流されて露出した岩が、長い年月を経て自然にこんなかたちになったそうだ。
奇妙な岩を見てテンションが上がり、山頂までぐいぐい進む。
黒味岳山頂からのすばらしい眺望
やったー!! 山頂だ! 標高が高いため、高い木がなくなり、見晴らしはサイコー。山頂では、ガーミンはもちろん、HDR-TG5VもiPhoneも、GPS衛星を難なく捕捉して、現在地を表示できた(iPhoneは地図なしの状態で、現在地だけ青丸表示)。山頂での記念撮影ショットには、HDR-TG5VもiPhoneもバッチリ位置情報が記録できた。