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カメラマンへの上手な撮影依頼の方法(1)――探し方、撮影料金の相場

2009年04月02日 13時46分更新

文●朝日奈 ゆか/株式会社ユンブル 代表取締役

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 前回の「イラストレーターの探し方、依頼の方法」に続き、今回はカメラマンの探し方、料金の相場、写真撮影の依頼の方法などについて考えます。

 みなさんは、自社のWebサイトに掲載している写真に満足していますか。していなければ、その写真はどのようにして撮影したものですか。今後、どのようにしていきたいと考えていますか。

 Webサイト全体をレベルアップさせる方法のひとつに、「写真に対して高い意識を持つ」ということがあります。「閲覧者に訴求するよい写真を掲載したい、でもどうしてよいかわからない」と、写真の質を向上させたいと思っているショップのみなさん、一度はプロのカメラマンに依頼してみることをおすすめします。

カメラマンの探し方

 ECショップの協議会やショッピングモールなどに入会している場合は、知人にカメラマンを紹介してもらうのがいちばん早いでしょう。そういうコネがないときは、前回お話ししたイラストレーターと同じで、楽天ビジネスなどのビジネスマッチングサイトやネット上でPRしているカメラマン、撮影スタジオを探してください。

 探し方のポイントとしては、「依頼する前に3名以上あたること」です。そのうえで、「見積もりと作品の見本をよく比較する」「撮影してほしい内容(商品なら具体的に)に近いサンプルを見せてもらう」「対応が良いかどうか」をチェックしてください。
 いちばん失敗例が多いパターンは、「知人の紹介だから」とか「気が合いそうだから」といって口頭でのやりとりだけでサンプルも見ないですぐに依頼してしまうことです。
 相手を知る情報は多いほうが何かと見えてくるものです。必ず、撮影してほしい写真内容のサンプル、あるいはそれに近いもののサンプルを見せてもらうようにしましょう。その過程で、「あ、この写真いいなあ」と思うサンプルに出合うまで、いろいろなカメラマンに打診するのがよいと思います。

 ちなみに、イラスト同様に、写真も無料で使用できる「フリー素材集」がネット上で探せます。が、タダはやっぱりタダ。使い方によってよく吟味してください。

撮影料金の相場は1点¥2,000~¥20,000

 写真の料金は内容(どんな商品か、取材が必要か、人物か、動物か、建物かなど)、撮影にかかる時間などによって多様です。例えば、アクセサリーを5点撮影依頼する場合は1点¥5,000で、30点だと1点¥2,000など、撮影の量や所要時間によって単価が違ってくる場合がほとんどです。
 1つの商品を3カット撮影する場合は3カットで¥7,000など、状況によっても変わります。

 スタジオ使用料についてもたずねてください。スタジオを持っているカメラマンなら使用料無料、もしくは安い使用料だとうたっている場合が多いのですが、スタジオを持たないカメラマンだと貸しスタジオを借りて撮影するため、東京都内や大阪市内だと3時間で¥50,000~などの使用料が必要になります。
 もっとも、スタジオが必要でない場合も多くあります。

 またイラストレーターの場合は予算を聞かれることが多いのですが、カメラマンは「商品撮影10点以上で1点¥3,000~」など料金を明示していることがほとんどです。そこから予算に応じて交渉可能なこともあります。

 依頼したいカメラマンの料金提示を知った上で、撮影点数、撮影条件などをすべて話し、この場合はいくらか、こうすればいくらになるか、など率直に問い合わせてください
 あとで料金トラブルになることだけは避けたいので、料金が明確になれば、見積書を受け取る、あるいは依頼するみなさんのほうから文書で渡しておくなどの方法をとってください。

 「プロにオーダーするのは高そう」というイメージがあるかもしれませんが、それは単なる情報不足か思い込みです。「街の写真館で娘の成人式の写真を撮影してもらったときより安かった。もっと早く頼めばよかった!」という声をひんぱんに聞きます。
 思いきってプロのカメラマンに依頼してみる。きっと、少ない投資ですぐにモトがとれて、何よりWebサイト全体のレベルを引き上げてくれます

 次回、「上手な依頼の方法」に続きます。

著者プロフィール

名前 朝日奈 ゆか info_email_01[アットマーク]yumble.com
※著者に直接問い合わせをする際は、お名前、会社名、サイトURLなどを明記してください。
会社 株式会社ユンブル
サイト http://www.yumble.com/

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