検証3:REGZAとプレイステーション3でDVD再生の相性は?
最後のテストは、REGZAとプレイステーション3(以下、PS3)のDVD再生テストだ。PS3はゲーム機である同時に、BD/DVDプレーヤーでもある。なかでも、PS3でDVDを再生した時のアップコンバート画質は非常に良好で、AVファンの中にはDVDプレーヤーとしての愛好者も多いことだろう。
さて、2009年春のREGZAに搭載した「レゾリューションプラス2」は、外部入力も有効になった。PS3の高画質のDVDアップコンバート再生と「レゾリューションプラス2」とを同時に動作させたら、どれだけの効果を得られるのだろうか。
今回は地上デジタル放送をDVDに保存したディスクをREGZAシリーズに接続したPS3で再生して、「1080p出力+オン」「1080p出力+オフ」「720p出力+オン」「480p出力+オン」の4つのパターンで効き目をテストしてみた。なお、掲載している写真は一時停止した状態で撮影している。
結果は写真に掲載した通りだ。画像で見るよりも違いは大きく、地上デジタル放送と同様に画質向上効果はある。
1080p出力でオン/オフを切り替えた場合の画質差は、髪の毛のボケている部分の情報量を増しており、鮮明さが向上している。720p出力の映像も総じて良好だ。480pは本来の画質自体のアラが残ってしまうため、あえてPS3を480pの設定にして使うことはなさそうだ。
いずれにせよ、高画質なDVD再生が可能なプレーヤーの出力からさらに高画質化できる「レゾリューションプラス2」の働きは、様々な外部機器との組み合わせによる活躍を期待できる。テレビの購入と同時にBDレコーダーの購入を考えているユーザーも、改めて東芝REGZAシリーズを検討してみる価値はありそうだ。