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アンチウイルスからスプールまで5つの機能をオールインワンで

日立情報、仮想化でメールセキュリティ製品を統合

2009年05月14日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 日立情報システムズは、メールスプール、アンチウイルス、アンチスパム、メールアーカイブ、コンテンツフィルタなどの機能を仮想化技術により1台のサーバに統合した「MAIOS(マイオス)」の販売を開始した。今まで、複数のサーバで構築していたシステムを統合化することで、メンテナンスや運用管理コスト、設置スペースなどを低減できる。

同社サイトより引用

 MAIOSは異なる3つのメール関連製品を仮想化機能によって単一サーバに載せている。ウイルスとスパムの検知・駆除には「Symantec Brightmail Gateway Virtual Edition」、メールのアーカイブ・フィルタにはコンピュータシステムエンジニアリングの「WISE Audit」、IMAP4・POP3のスプールにはエアーの「AIR MAIL IMAP Server」を採用している。仮想化によってサーバを統合することで、物理サーバごとに余剰リソースが発生しない効率的な運用が可能になる。また、導入後のサーバの遠隔監視なども行なうという。

 対象企業は100~500名程度の中堅・中小企業。製品は機能ごとにベーシックモデル、スプールモデル、アーカイブモデルの3つが用意されている。サーバハードウェア費用、利用ソフトウェア費用、利用ソフトウェアライセンス費用(1年分)などを込んだ価格は下表の通り。設計、構築、保守・監視サービスなどは別途見積もりとなる。

  ベーシックモデルスプールモデルアーカイブモデル
アンチスパム機能
アンチウイルス機能
スプール機能 
アーカイブ機能  
フィルタ機能  
価格(税込)195万円269万6400円394万3800円

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