このページの本文へ

容量課金でユーザー数は無制限

管理者からの漏えいも抑止!ArgosGate メールアーカイブ

2011年06月29日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 6月28日、パナソニック電工インフォメーションシステムズ(パナソニック電工IS)は連結後会社のヴイ・インターネットオペレーションズがメール監査サービス「ArgosGate(アルゴスゲート) メールアーカイブ」を6月29日に発売すると発表した。

メールの保管と検索に加え、管理者の監視も可能な「ArgosGate メールアーカイブ」

 ArgosGate メールアーカイブは、送受信されたすべてのメールをコピーし、改ざん・削除できない形でアーカイブサーバーへ保存する「メール保管機」、Webブラウザからアーカイブサーバー内のメールを検索できる「メール検索機能」、そして管理者の操作を監視する「管理者監視機能」を提供するソリューションだ。

 管理者監視機能は管理者による情報漏えいを防ぐための機能で、操作権限をシステム管理者内で分散させ、検索操作やID作成のログはメールでシステム管理部門の責任者へ通知する仕組みを持つ。

 提供形態は、SaaSとオンプレミス、そして両者を組み合わせるハイブリッドの3種類となっている。

ニーズに合わせ、3種類の形態で導入できる。

 また、メール監査サービスの多くがユーザー数で課金する中、ArgosGate メールアーカイブは容量課金制を採用する。ユーザー数は無制限となるため、繁忙期の一時的な人員増加などでユーザー数が変動しても余計なライセンス購入などは不要だ。こうしたことから、3000ユーザー以上の大規模環境でも導入コストを低減できるとしている。

 料金は、SaaS提供の場合、初期費用が15万円で、月額費用は45万円から(最小容量300GB)。オンプレミス提供の場合は、ソフトウェアライセンス400万円、年次ライセンスが40万円となる(機器・構築作業は別途必要が発生)

 なお、パナソニック電工インフォメーションシステムズはパナソニック電工(旧:松下電工)の情報システム部門が1999年に独立して誕生したSIerで、ヴイ・インターネットオペレーションズはセキュリティに特化したSIerという位置づけだ。

カテゴリートップへ