液晶モニターの精細さが2倍にアップ
背面液晶モニターは3.0型とR10とサイズは同じながら、46万ドットから92万ドットへと高精細化。従来よりピントの確認などがしやすくなっている。
ボディの大きさは幅101.5×奥行き27.9×高さ58.3mmと、R10とほぼ同じだが若干厚みが増し、重量は約180gと10g程度微増した。 しかし重量が10g程度微増したところで普段持ち歩くのに文句はない。
デザイン的にも従来機のR10をほぼ踏襲している。細かな部分、例えば背面の操作系のレイアウトなどに少々変更が見られる程度。
CX1には、「ADJ/OK」ボタンの左にゴムが貼られていて、何もなくツルンとしていたR10よりも片手で持ち歩いていて不安を感じないし、構えたときも指がかかりやすくて持ちやすく感じた。
微妙なピント合わせもカンタン「マルチターゲットAF」
AFはマクロをONにしておけば最短から無限遠までピントあわせが可能。しかし、スピードを求めるなら、やはり切り替えて使ったほうがいいだろう。通常時のAFスピードも従来機からの進化を感じることができ、低輝度時の精度も上がっていると感じた。
AFには「マルチターゲットAF」という機能もある。マクロ撮影時など微妙なピント精度が求められるときに、カメラが自動的に7点の合焦距離を決定して、それぞれのピントのポイントに移動しながら7枚連写する。
撮影後、自分のイメージに合うピント位置の画像を選択することができる。一点にピントが欲しいマクロ撮影には持ってこいだろう。
なお、この機能を使用できるのはオートモード時のみで、さらに手ブレ補正は効かなくなる。三脚などを用いたほうがいいだろう。