PSPなら、入力の手間いらず
PSPやニンテンドーDSは、バッファロー独自の無線LAN簡単設定システム「AOSS」(AirStation One-Touch Secure System)に対応しているため、さらに簡単に設定できる。PSPを例に紹介しよう。
まず、「どこでもWi-Fi」のPOWERスイッチをONにする。次に、PSPの電源をONにし、ワイヤレスLANスイッチをONにする。ワイヤレスLANスイッチの位置は、PSP-1000シリーズが左側面、PSP-2000、3000シリーズでは上部左側にある。
PSPの設定画面を表示させ、「ネットワーク設定」を選択し、○ボタンを押す。SELECTボタンで設定画面は呼び出せる。以下、画面を追って手順を紹介しよう。
ここで、どこでもWi-Fiの、AOSSボタンをAOSSランプが点滅するまで長押しする。あとは自動的に無線の接続設定に入るので、60~80秒間ほど待つだけだ。その間「しばらくお待ち下さい」「アクセスポイントの準備が完了するまで10秒ほどお待ち下さい」など、PSPにメッセージが表示される。以下の図が表示されたらアクセス完了。右カーソルボタンを押そう。
この画面まで来れば、設定自体は終了だ。×ボタンを押して設定を終了させよう。トータルで2分近くかかるので、一見手間のように思えるが、手順に従ってボタンを押していくだけで、パスワードなどを入力する必要はない。iPod touchのように文字列を自分で入力する手間を考えたらはるかに簡単だ。
試みに、ウィルコムFANサイトのページを表示させてみた(下図左)。通信速度やPSP自体の処理性能の関係で、表示はやや待たされるが、いざというときにどこでもウェブブラウジングできる点には安心感がある。さまざまなネットワークのサービスをどこでも利用できるメリットも魅力的だ。
便利で手軽なAOSSでの接続だが、欠点もある。次ページでそれを簡単に紹介しておこう。