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Atomとはひと味違う? HPの新ノート「dv2」登場

2009年04月23日 11時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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 日本ヒューレット・パッカード(株)は23日、ノートパソコンの2009年夏モデルを発表した。注目なのは、AMDのNetbook向けCPU「Athlon Neo」を搭載した初の製品「HP Pavilion Notebook PC dv2」(以下dv2)だ。


Netbookとはひと味違うモバイルノート
Pavilion Notebook PC dv2

HP Pavilion Notebook PC dv2

Athlon NeoとRadeon搭載で、Atom Netbookを超えるパフォーマンスを備えた「HP Pavilion Notebook PC dv2」。写真のカラーは「ZEN-design“kirameki”」

 dv2はAMDが1月に発表した、薄型ノートパソコン向けプラットフォーム、コード名「Yukon」を採用したモバイルノートだ。言うなれば、Intel Atom搭載Netbookに対抗する、低価格のノートパソコンを構築するためのプラットフォームで、Atom搭載ノートを上回るパフォーマンスを発揮するとしている。搭載するCPUは、Athlon Neo MV-40(1.6GHz)。64bit命令に対応し、TDPは15W。

 Netbookのほとんどが、GPUとして低機能なチップセット内蔵GPUを使っているのに対して、dv2は独立GPUのMobility Radeon HD 3410を搭載する。性能面では大きなアドバンテージがありそうだ。HDMI出力端子を搭載するのもポイントだ。

dv2の天面

dv2の天面。マグネシウム合金なので、天面にはZEN-design特有のデザインは施されていない

 ディスプレーは12.1型ワイド/1280×800ドットで、一般的なNetbookより大きい。天板と本体底面はマグネシウム合金を使用している。6セルのリチウムイオンバッテリーが付属して、重さは約1.7kg。しかし、6セルタイプの割にバッテリー駆動時間は短めで、約3時間15分とされている。

 同社直販サイト「HP DirectPlus」での価格は、Office Personal 2007搭載モデルが9万4500円、Officeなしモデルが7万3500円となっている。5万円台のNetbookに比べると割高ではあるが、充実した性能とディスプレーサイズを考えると、コストパフォーマンスは高い。本日から販売を開始している。

HP Pavilion Notebook PC dv2
CPU Athlon Neo MV-40(1.6GHz)
メモリー 2GB
グラフィックス Mobility Radeon HD 3410(512MB)
ディスプレー 12.1型ワイド 1280×800ドット
HDD 320GB
光学ドライブ 搭載せず
無線通信機能 IEEE 802.11a/b/g
サイズ 幅293×奥行き242×高さ24~33.5mm
質量 約1.7kg
バッテリー駆動時間 約3時間15分
OS Windows Vista Home Premium
価格 7万3500円(Officeなし)、9万4500円(Officeあり)

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