高性能なデスクトップパソコンを破格の値段で提供して話題を呼んでいるHPから、またも高性能＆低価格の春モデルデスクトップパソコンが発表された。同社の直販サイト「HP DirectPlus」で、3月26日から販売開始の予定。
最安値は8万円台のCore i7マシン m9690
Core i7プロセッサー搭載でも8万円台からの価格を実現した「Pavilion Desktop PC m9690jp/CT」（ディスプレーはオプション）
なんと言っても今回の目玉は、8万円台から買えるCore i7プロセッサー搭載パソコン「Pavilion Desktop PC m9690jp/CT」だろう。Core i7 920(2.66GHz)と3GBのメモリー、GPUにGeForce 9600 GS(768MBメモリー)を搭載しながら、最低価格は8万9800円という驚きの価格だ。メモリーは最大で12GB、GPUにはGeForce 9800 GT(1GBメモリー)やRadeon HD 4850(1GBメモリー)も選択可能となっている。CPUはCore i7 940(2.93GHz)に変更できる。
OSはWindows Vista Home Premium 64bit版を標準搭載。メモリーを12GBに増やした構成で注文しても、価格は1万5000円程度しか上がらないとのことで、大容量のメモリーを搭載したパソコンを求める人にはうってつけとなっている。
筐体は5インチサイズの光学ドライブ用ベイが2基用意されるほか、同社独自のリムーバブルHDD「HPポケット・メディア・ドライブ」と「HPパーソナル・メディア・ドライブベイ」用スロットをそれぞれ搭載している。内蔵HDD容量は最大で3TB（1.5TB×2）で、RAID 0やRAID 1構成での注文も可能だ。内蔵用ダブル地デジチューナーも用意されている。光学ドライブに記録型BDドライブやBDコンボドライブ（BD記録非対応）も選択可能だ。
高性能ハイエンド機向けCPU＆チップセットとうたわれたものをを搭載しながらこの価格。高性能でも安いものがほしいという要望に十分応えられる製品となりそうだ。本機については、後日レビュー記事を掲載する予定である。
そのほかの製品もコストパフォーマンスは高い
m9690jp以外にも、多数の製品が同時に発表されている。既存ラインアップのモデルチェンジで、Core 2 Duo E7500(2.93GHz)搭載のスリムタワー型パソコン「Pavilion Desktop PC v7880jp/CT」は6万9930円から。マイクロタワー型でPentium E2220(2.40GHz)を搭載する「Pavilion Desktop PC s3840jp/CT」は5万9850円から販売される。
ミニタワータイプの新筐体を採用する低価格デスクトップ「Pavilion Desktop PC p6020jp」
また、ミニタワーサイズの新筐体を採用した低価格デスクトップ「Pavilion Desktop PC p6020jp」が新たにラインアップ。Pentium E2220(2.40GHz)と2GBメモリー、GeForce 7100 GSチップセット内蔵GPUを搭載しながら、最低価格は3万9900円と激安価格になっている。
そのほかにも、液晶ディスプレー一体型パソコン「HP TouchSmart PC」に、CPU性能が向上した新製品「HP TouchSmart PC IQ832jp」（25.5型モデル）と「HP TouchSmart PC IQ532jp」（22型モデル）が追加された。
また、液晶パネルのアスペクト比が16：9の新液晶ディスプレーが3製品発表された。21.5型でフルHD解像度の「HP 2159m」を筆頭に、20型／1600×900ドットの「HP 2009f」、18.5型／1366×768ドットの「HP 1859m」がラインアップされている。2159mの価格は2万4990円、1859mに至っては価格が1万500円と、いずれも非常に低価格に設定されている。
フルHDながら2万円台半ばの「HP 2159m」。入力はHDMI、DVI-D、アナログRGBを用意。スピーカーも内蔵。低価格ながら、ディスプレー部分のチルトやスイーベル（横回転）機構も備える
