4月開始アニメの見どころはココだ！【話題作編】

2009年03月30日 20時00分更新

文● コンテンツ計画

今、永き封印が解かれる……
「グイン・サーガ」

(c)栗本薫/天狼プロダクション/Project Guin

作品解説
　原作は、1979年5月に「SFマガジン」にて初掲載された栗本薫原作の同名小説。今年2009年に30周年を迎える日本のファンタジー大河小説の金字塔だ。単一作家の小説としては、世界最長の作品ともいわれるその作品は、正伝126巻、外伝21巻（2009年4月時点）を数えながらも、未だに物語が紡ぎ続けられている。その累計発行部数は、3000万部を突破！　また、日本だけでなく、英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語などの翻訳版も出版されている。
　この壮大な「グイン・サーガ」の世界をTVアニメーション化するにあたっては、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」や「NARUTO -ナルト-」などを手がけてきた若林厚史監督をはじめ、シリーズ構成・脚本に「ポケットモンスター」シリーズや「ガラスの艦隊」の米村正二、キャラクター原案に皇なつきといった豪華なスタッフが揃い、魅力的なキャラクターたちの愛憎と国の興亡を描き出していく。

(c)栗本薫/天狼プロダクション/Project Guin

あらすじ
　古くからの歴史と優雅な王国“パロ”は、辺境の武の国“モンゴール”の奇襲を受けた。パロの国王と王妃は殺され、首都クリスタルは陥落してしまう。
　王女リンダとその双子の弟・王子レムスは、王宮に隠されていた古代機械によって、モンゴール軍の手を逃れることができたが、そこに待ち受けていたのは、鬱蒼と広がる深いルードの森。そして、二人は追っ手に阻まれてしまった。
　そんな彼らの目の前に、豹の頭をした一人の超戦士が現れ、二人を救ってくれたのだった……。
　“グイン”と名乗る彼は、魔物が住むといわれている森で意識を取り戻した時、自分の名前である“グイン”と謎の言葉“アウラ”という言葉以外の記憶を失っていたという。
　すべての者から愛され、
　すべての者が慕い、
　すべての者に恐れを抱かせる豹頭の英雄、グイン……
　だが、彼は己を知らない
　－俺は人間なのか　それとも異形の化け物なのか
　妖異と怨念が渦巻き、そして、禍火燃え盛る中原は、一人の超戦士にその荒ぶる運命を託した！

スタッフ
原作：栗本薫
監督：若林厚史
シリーズ構成・脚本：米村正二
キャラクター原案：皇なつき
キャラクターデザイン・総作画監督：村田峻治
コンセプトデザイン：大河広行
色彩設計：甲斐けいこ、篠原愛子
美術監督：東潤一、平柳悟
美術設定：松本浩樹・高橋武之
美術背景：スタジオ・イースター
撮影監督：久保田淳
編集：岡祐司
助監督：ヤマトナオミチ
音響監督：明田川進
音楽：植松伸夫
アニメーション制作：サテライト
製作：Project Guin
オープニングテーマ　「グインのテーマ」
エンディングテーマ　カノン「Saga～This is my road」