ここでは、2006年春モデルのノートパソコンについて、“1kg台前半の軽量ノート”“Intel Core Duo/新Centrino”という2つのキーワードで切っていきます。
過去4週のASCII24読者アンケートを総ざらえ
読者の興味・関心を最も集めたノートパソコンは……コレだ!!
まずは2005年末から先週(今月3日)まで4回に実施した【今週のアンケート】から、読者が度の製品に興味・関心を寄せたか、チェックしていこう。2006年春モデルは、特にノートパソコンの機種数が多かったこと、さらに読者の興味・関心もノートパソコンに集まっていたことから、今回は上位15機種までを一挙に紹介する。なお、前回も書いたように、集計時期や総得票数などがアンケートごとに異なるため、人気度の目安として捉えてほしい。
- ソニー VAIO type T(モバイルワイドノート) 32.3%
- 東芝 Qosmio G30(地上デジタル放送対応ノート) 31.0%
- ソニー VAIO type S(SZシリーズ、Intel Core Duo搭載モバイルノート) 28.5%
- 松下電器産業 Let'snote R4(Pentium M搭載&堅牢小型モバイルノート) 25.5%
- 日本電気 LaVie RX(Yona搭載パワフルモバイル) 20.4%
- 日本電気 LaVie J(小型軽量モバイル) 20.0%
- 日本電気 LaVie G タイプJ(アドバンスト)(モバイルノート) 18.1%
- 富士通 FMV-BIBLO LOOX T(モバイルワイドノート) 16.0%
- 東芝 dynabook SS SX(モバイルノート) 15.9%
- 松下電器産業 Let'snote W4(Pentium M&光ドライブ搭載モバイルノート) 15.3%
- ソニー VAIO type F TV(FTシリーズ、Intel Core Duo&TVチューナー搭載ノート) 15.3%
- 富士通 FMV-BIBLO LOOX P(軽量タブレットPC) 14.3%
- レノボ・ジャパン Special Edition ThinkPad Z60t(Pentium M搭載ワイドモバイルノート) 13.9%
- 東芝 dynabook TW(モバイルワイドノート) 12.0%
- シャープ Mebius PC-WA(TVチューナー搭載ノート) 12.0%
過去4週に渡ってASCII24読者に聞いた2006年春モデルで最も興味・関心が高かったノートパソコンは、ソニーのモバイルワイドノートパソコン「VAIO type T」 |
30%以上という高い支持を得たのは、“ワンセグ”(地上デジタル放送の移動体向けサービス)にも対応するソニーのモバイルワイドノートパソコン「VAIO type T」と、東芝の地上デジタル放送対応ノート「Qosmio G30」。先週のデスクトップパソコン特集でキーワードにした“地デジ”が、ノートパソコンでも注目の的になっていることがわかる。それにしても、ASCII24の読者アンケートではもともとモバイルノートに人気が集まる傾向にあるのだが、今回は初の地上デジタル放送視聴&録画対応ノートパソコン登場ということで、デスクトップリプレイスのAV志向A4ノートパソコンQosmio G30が、ほかのモバイルノートを抑えて堂々の2位となったのには、正直驚いた。
モバイルノートパソコンを押しのけて堂々2位の座を手中にした東芝のAVノート「Qosmio G30」 |
こうしてみると、意外にIntel Core Duo搭載ノートばかりでなく、Pentium M搭載ノートも数多くラインナップされており、それらも小型軽量、長時間駆動、ワイド液晶ディスプレー搭載、堅牢性、TVチューナー内蔵などなど、さまざまな要素で支持を集めていることがわかる。まさにノートパソコンが個人市場の主役となり、百花繚乱の華々しさを見せている時代をそのまま反映したランキングと言えそうだ。