現在ブレスで“Venice”コアのAthlon 64 3800+を搭載したPCのデモを行なっている。取材時には「CPU-Z」や「3DMark 05」などのソフトを使ってCPU情報を表示していた。
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店頭のデモ機はケース側面が一部透明なため、内部のパーツ構成などを見ることができる |
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マシンスペックを記したポップ。“Athlon 64”+“nForce4 SLI”+“RADEON X800XL”という組み合わせだ |
デモ機のスペックはASUSTeK製マザー「A8N-ALI」、メモリーはApacer製(Samsungチップ)DDR400 512MB×2、ビデオカードはカノープス製「MTVGA X800XL」、OSは「Windows XP Professional x64 Edition(評価版)」となっている。同店によると「マザーボードのBIOSを、6日にリリースされたばかりの“バージョン1004”にアップデートしてからPCを組み立てたところ、とくに問題なく動作した」という話だ。
実際にデモ機のCPU情報を「CPU-Z」で確認すると、“Revision”が“E3”、“instructions”が“SSE3”と表示されており“Venice”コアであることがわかる。同ソフトによると、動作周波数は2412.3MHz、L2キャッシュは512KB、電圧は1.392V。ただ、“3DMark 05”のCPU情報ではAthlon 64 3800+と表示されるが、“SSE3”の表示がされていないため“Venice”コアとして認識されていないようだった。同店の話では、「“3DMark 05”は、まだ“Venice”コアをサポートしていないためだろう」とのこと。そのほか興味深かったのは、CPUの負荷が低いときにクロックを落とすことで発熱を抑える機能“Cool'n'Quiet”を動作させ、クロックが2.4/1.8/1GHzの3段階で変化していたところ。なお、同店では“Venice”コアのAthlon 64は発売日、価格ともに未定としている。
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ステータス表示ソフト“CPU-Z”の画面。Code Nameが“Venice”になっている | | BIOSの“CPU Configuration”画面。新コアのCPUだが“unkown”ではなく“Athlon 64 3800+”と正しく認識されているのがわかる |
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【取材協力】