年明け早々、Mobile版を発売するなど最近活発な動きを見せているAMDのCPU「Sempron」だが、今度はプロセスルール90nmというSocket 754対応のリテールパッケージ版「Sempron-3100+(1.8GHz)」が登場した。
90nmプロセス採用のSocket 754「Sempron-3100+」。リビジョンは“D0”へと変更されているという話もあるが詳細は不明 |
90nmプロセスのデスクトップ版「Sempron」についての記述がAMDのウェブサイトにないため詳細は不明だが、従来販売されているSocket 754のリテールパッケージ版「Sempron-3100+」のプロセスルールは130nm。また90nmの「Sempron」といえば、今月に入りバルク版として相次いで発売されている「Mobile Sempron」が記憶に新しいが、当然こちらのCPUとは別物でOPNが異なっている。
パッケージには従来のモデルと差別化するため、“90nm”というシールが貼られている |
ちなみに今回の「Sempron-3100+」のOPNは“SDA3100AIO3BA”。電圧1.4V(“I”)、2次キャッシュ容量256KB(“3”)などの数字は読み取れるが、最大温度を表す“O”やリビジョンを表す末尾の“BA”については不明だ(ただし、あるメーカー関係者の話では最大温度は69度、リビジョンは“D0”へと変更されているという)。同製品の流通量はまだ少ないようで、今回入荷を確認できたのはアークのみ。1万3400円で販売中だ。
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