ViXS technology製のMPEGエンコーダチップ“XCodeII”を搭載するTVチューナ/キャプチャカードがアキバに出現した。製品はアイ・オー・データ機器製「GV-MVP/GX」で、現在TSUKUMO eX.でデモが行なわれている。
アイ・オー・データ機器製「GV-MVP/GX」パッケージ |
アイ・オー・データ機器のウェブサイトによると、“XCodeII”はViXS technologyの独自のアルゴリズムにより高画質を実現したチップとのこと。Full D1解像度(720×480ドット)の場合、最大25Mbpsという高ビットレートが選択可能となっているほか、低ビットレート時でも従来製品に対し画質が向上しているという。また、ビットレートや解像度の変換のハードウェア処理にも対応し、ソフトウェア処理に対し6倍高速とうたわれている。
3D Y/C分離、ゴーストリデューサ、3Dノイズリダクションといった画質向上回路ももちろん搭載(3D Y/C分離と3Dノイズリダクションは排他仕様)。TVチューナはPanasonic製。キャプチャ解像度は720×480、352×480、352×240ドット。最大6枚の同時差しにより6チャンネルまでの同時録画が可能。同梱ソフト「mAgicTV5」はiPEGに対応、キーワードを登録することで、関連した番組を自動録画する“おまかせ録画”機能を搭載する。その他の同梱ソフトは遠隔録画予約ソフト「reserMail」、DVDオーサリングソフト「PowerProducer 3 for I-O DATA」、ビデオ編集ソフト「PowerDirector Express」など。発売日は今月28日、TSUKUMO eX.での予価は2万3800円となっている。
カード本体。中央に見えるのが最大のウリであるViXS technology製のMPEGエンコーダチップ“XCodeII” | TSUKUMO eX.でデモ中。アイ・オー・データ機器製の従来製品のデモもあるので、実際に比較が可能 |