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プレクスターからハードウェアトランスコードカード「PX-C200P/JP」がついに登場

2005年09月27日 22時47分更新

文● 美和

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 プレクスターからハードウェアトランスコードカード「PX-C200P/JP」が発売された。同社によるとソフトウェアトランスコードを行なうよりも4倍ほど速く処理が可能という。同製品は7月に発売予定とされていた製品で、2ヵ月遅れでの登場となった。

本体 チップ
プレクスター製ハードウェアトランスコードカード「PX-C200P/JP」専用プロセッサにはViXS社製“Xcode II-L”を使用する。他社製のTVチューナ/キャプチャカードにも採用されているチップだ

 トランスコードとはMPEGのI/B/PのGOP(Group of Picture)データを変更することでビットレートを下げる技術で、映像の再エンコードを行なうよりも高速に処理できることから各種ソフトが登場している。今回同社から発売された「PX-C200P/JP」は、その処理をカードに搭載された専用のプロセッサで行なうことで、CPUが処理するよりも高速に処理できるという特徴がある。使用するプロセッサはViXS社製“Xcode II-L”。フロントエンドソフトには同社製の「PLEXCORDER」を利用する。 対応する入力動画/音声ファイルはMPEG-2 Program stream/MPEG-1 Layer-IIで、ビットレートはFull D1(720×480ドット)で1~15Mbps。出力ファイルは720×480/352×480/352×240/176×144ドットの4つの解像度から、ビットレートは1~15Mbpsで選択可能だ。対応OSはWindows XP SP1以降。付属ソフトとしてオーサリングソフトの「Ulead Video Studio8 for Plextor」が同梱される。価格は、TSUKUMO eX.で9980円で発売中。またOnenessでは1万円前後で発売を予定している。

速度 フロントエンド
パッケージによると従来再エンコードに120分かかった処理が同製品を使用すると30分で終了するとしている。なお、同社のウェブサイトには、開発時には6倍速の処理を目指していたが途中で断念した旨が記載されているフロントエンドソフトには同社製の「PLEXCORDER」を利用する
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