15インチワイド液晶パネルを薄型ボディに搭載した“VAIO type F”
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VAIO type F |
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「VAIO type F VGN-F90PS、F90S」はこちらから購入申し込みいただけます。画像をクリックするとアスキーとソニースタイルのコラボレーションサイト“SONY Flash on ASCII”に移動します。 |
家庭向けノートパソコンのトレンドは、15~17インチクラスのワイド液晶パネルを搭載した製品へと移っている。しかしこのクラスの液晶パネルを搭載するノートパソコンは、概して重くて大きい製品が多く、価格も高めのものが多い。大画面でも薄くて軽くてかっこいい、そんなノートパソコンが欲しかった人にお勧めしたいのが、ソニーの新しいホームノートパソコン“VAIO type F”だ!
type Fは15.4インチのワイド液晶パネルを搭載しながら、最薄部25.4mm、最厚部でも36.4mmと、モバイルノート並みの薄さを実現している。“VAIO type T”(25~34mm)とほぼ同じ薄さというのだから驚きだ。底面積が大きいので、横から見たり手に持った印象では驚くほど薄く感じる。薄いとは言っても、重さは約2.85~2.9kgもあるので、さすがに毎日持ち歩くモバイル用途で使うにはきついか(アメリカのビジネスマンなら平気で持ち歩きそう?)
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大型液晶パネルのノートとしては、びっくりするほど薄いtype Fのフロント部分 | type F(左)とtype T(右)を並べてみた。10.6インチ液晶パネルのtype Tと、あまり変わらないほど薄い |
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type Fの天面パネル |
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A4サイズの月刊アスキーと比べてみると、底面積の大きさがよく分かる | 幅広ボディのおかげで、キーボードもデスクトップパソコン並みのキーピッチ19mmで、広々と使いやすい |
ホワイト主体のボディの液晶パネルを開くと、黒い狭額縁のベゼルに包まれた液晶パネルが現われる。白と黒のコントラストが美しい。側面を見ると、パームレスト部分からキーボード面に向かって、なだらかな傾斜が付けられていて、デザイン上のアクセントにもなっている。
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type Fの左側面。パームレストとキーボードの境が傾斜したデザインになっているのが分かる。左からLAN端子、モデム、DVDスーパーマルチドライブ | type Fの右側面。左からPCカードスロット、IEEE 1394、メモリースティックスロット、USB 2.0×3、外部ディスプレー、ACアダプター |
type Fのワイド液晶パネルは、15.4インチ/1280×800ドットの解像度を持つ。一般的な15インチXGA(1024×768ドット)と比べて横解像度は25%も大きく、表計算ソフトや画像編集ソフトの操作がより快適になるのも魅力だ。さらにtype FのSony Styleモデルでは、液晶パネルにより高解像度な15.4インチ/1680×1050ドットも選択可能となっている。この液晶パネルなら、大抵のデスクトップパソコンの液晶ディスプレー(1280×1024ドット)以上の高解像度を実現できるわけだ。
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type Fのワイド液晶パネル(左)と通常のノートパソコンのXGA液晶パネルで「Excel 2003」を表示すると、表示できる横セル数はこんなに違う |
写真ではお見せできないのが残念だが、type Fはスペック面も充実した製品だ。チップセットには最新の“Intel 915PM/GM”を搭載し、より高速なフロントサイドバス、強化された内蔵グラフィックス機能を備えている。店頭モデルの最上位機種はCPUにPentium M 740-1.73GHzを搭載するが、Sony Styleモデルなら、より高速なPentium M 770-2.13GHzも選択できる。さらにグラフィックスチップにDirectX 9対応GPU“GeForce Go 6200 with TurboCache”を搭載(※1)し、CPUパワーと合わせれば3Dゲームや高品質のDVD再生に威力を発揮する。ただしTV録画機能は搭載していない。また専用オプションとして、ポートリプリケーター「VGP-PRFS1」(2万円)も用意されている。
※1 Sony Styleモデル VGN-FS90PS、FS90SでWSXGA+液晶パネル選択の場合か、VGN-FS70B選択時に搭載![]() |
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光ディスクドライブには、2層式DVD+Rに対応したDVDスーパーマルチドライブか、DVD/CD-RWコンボドライブを選択可能 | バッテリーは背面側に内蔵される。モバイル用途は重視していないので、標準バッテリーでの駆動時間は最長でも3.5時間程度(ハードウェア構成により異なる)。オプションの「バッテリーパック(L) VGP-BPL2」を使うと約5.5時間となる |
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type F専用のポートリプリケーター「VGP-PRFS1」。背面にはLAN端子、外部ディスプレイ、パラレルポート、USB×2などが配置される |
家庭向けにデスクトップ並みのパワーのあるノートパソコンが欲しい。ただしTV録画機能は必要ない、というニーズに適したtype Fだが、優れたCPUパワーと大きく高解像度な液晶パネル、広々としたキーボードなどの特徴は、家庭だけでなくビジネス用途にもよさそうだ。Sony Styleでの価格は12万4800円からと、ワイド液晶パネルを搭載する製品としては、かなり安い。ホームノートパソコンに新しい流れをもたらしそうな製品と言えるだろう。Sony Styleでの受注開始予定日は1月29日である。
type Tに合わせた新色マウスも登場!
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新色登場で6色になったUSB光学式マウスシリーズ |
本体のラインナップが一新されたのに合わせて、VAIO関連商品のUSB光学式マウスにも新色がラインナップされた。追加された新色は、type Tのボディーカラーに合わせた“ミッドナイトブルー”と“バーガンディーブラウン”の2色。type Tと合わせてそろえたい一品だ。新色の2製品は、Sony Styleだけでなく店頭でも販売される。価格はオープンプライスで、予想実売価格は約4800円。
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type Tのボディーカラーに合わせた“ミッドナイトブルー”「PCGA-UMS3/L」(左)と“バーガンディーブラウン”「PCGA-UMS3/T」(右)。type Tユーザーなら押さえておきたいアイテムだ |
VAIO type F VGN-FS90PS、FS90S(Sony Style限定モデル)の主なスペック | ||
最高構成時 | 最低構成時 | |
CPU | Pentium M 770-2.13GHz | Celeron M 360-1.40GHz |
チップセット | Intel 915PM Express | Intel 915GM Express |
メモリー | DDR SDRAM 1GB | DDR SDRAM 256MB(※2) |
液晶パネル/解像度 | 15.4インチ/1680×1050ドット(WSXGA+) | 15.4インチ/1280×800ドット(WXGA) |
グラフィックス | GeForce Go 6200 with TurboCache | チップセット内蔵 |
HDD | 100GB | 40GB |
光ディスクドライブ | 2層式対応DVDスーパーマルチ(DVD+R DL 2.4倍速、DVD±R 8倍速、DVD±RW 4倍速、DVD-RAM 3倍速、CD-R 24倍速、CD-RW 10倍速) | CD-RW/DVD-ROMコンボドライブ(CD-R 24倍速、CD-RW 16倍速、DVD-ROM読み込み 8倍速) |
スロット | PCカード TypeII×1、メモリースティック/PRO×1 | |
通信 | IEEE 802.11b/g、10/100BASE-TX、V.92 56kbpsモデム | |
I/O | USB 2.0×3、IEEE 1394、外部ディスプレー出力端子、ヘッドホン出力など | |
サイズ(W×D×H) | 364×264.5×25.4~36.4mm | |
重量 | 約2.9kg | 約2.85kg |
バッテリー駆動時間 | 約2時間 | 約1.5時間 |
OS | Windows XP Professional | Windows XP Home Edition |
