このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

VAIO type V(VGC-V201)

VAIO type V(VGC-V201)

2004年11月04日 19時12分更新

文● 月刊アスキー編集部・小西

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

リモコンだけでDVD作成も可能なAVアプリ Do VAIO

 type Vは画質だけでなく、統合AVアプリケーション「Do VAIO」によって、操作も家電並みの手軽さを追求している。Do VAIOは今夏のVAIOシリーズに共通で搭載されたAVアプリケーションで、TV再生・録画、オーディオ再生、静止画表示、DVD作成などを統一されたユーザーインターフェイスで操作できる。

Do VAIOはすべての操作をリモコンから行える
画面4 Do VAIOはすべての操作をリモコンから行える。インターネット上のEPGを表示させ、番組を選んでの録画予約もリモコンで可能。

 しかもリモコンの4方向キーと決定ボタンだけでも操作できるので、使用感は家電のHDD/DVDレコーダそのままだ。インターネット上のEPGサイトにアクセスしての録画予約や、録画したビデオを選択してのDVD作成までリモコンだけで行えるのは実に手軽でよい。

 さすがにリモコンでは操作できないものの、VAIOの伝統である豊富なAVアプリケーションも標準搭載されている。家電のレコーダではできない手の込んだ編集を行って、オリジナルのDVDを作成することも可能だ。

PCとしての機能も不足なし
液晶一体型PCの一押し

リモコンだけで簡単にDVD作成も可能
画面5 録画した番組をまとめて、リモコンだけで簡単にDVD作成も可能。ただし編集はここではできない。

 type Vのボディのデザインも、パソコンというよりクールな液晶TVと言ったほうがよい、高級感のあるデザインとなっている。本体前面にはスロットやポート類は一切なく、DVDドライブやPCカードスロットは右側面にまとめられている。TVアンテナやLANケーブルなどのケーブル類は背面に接続するが、コネクタ自体は背面カバーの下に隠れるようになっているので、ケーブル類をつないでも背面はすっきりするといったこだわりもみせる。

 type Vの付属マウス・キーボードはワイヤレス式になっている。そのため本体を箱から出して電源とTVアンテナだけつなげれば、すぐに使えるようになる。

 CPUにはCeleron-2.5GHzを搭載。メモリも標準で512MBを搭載し、内蔵HDDも160GBの容量がある。ハイスペックではないが、何も足さなくても快適に使えるだろう。あえて弱点をあげるなら、GPUにチップセット内蔵機能を使っているため、ヘビーな3Dゲームには向かない程度だろうか。

 液晶TVとして使われることが多いなら、TVとしての画質を向上することで差別化を図ろう、というtype Vの方向性は高く評価できる。ワイド液晶TV+パソコンは各社が競い合う人気のジャンルだが、TV用途を重視する人にはぜひtype Vをお勧めしたい。

VGC-V201の主なスペック
製品名 VGC-V201
CPU Celeron-2.5GHz
チップセット Intel 865GV
メモリ(最大) 512MB(1GB)
液晶/解像度 20型/1280×768ドット
ビデオ チップセット内蔵
HDD 160GB
光ドライブ DVD±RWドライブ
拡張スロット PCカード TypeII×1、メモリー スティック×1
通信機能 10/100BASE-TX、56kモデム
I/O USB 2.0×4、i.LINK×2、光デジタルオーディオ出力、オーディオ入力、ヘッドホン出力など
OS Windows XP Home Edition
サイズ(W×D×H) 551×288×442mm
重量 14.4kg

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン