フォトストレージとしては及第点
使っていて気になった点もある。まず、本体の動作状態がいまひとつわかりにくい。状態を表示する手段がLEDだけで、さらに1つのLEDに複数の意味合いを持たせているので一見してわかりにくい。操作に慣れるまでは、本当に正常にバックアップできたのか不安があった。モノクロでかまわないので、バックライト付きの小型液晶インジケーター的なものが装備されていれば、より安心できただろう。
もう1点は、バッテリ駆動時間だ(バッテリーは内蔵リチウムイオン)。持ち運びにあたり小型化したためやむを得ないと思うが、連続駆動時間が60分というのはいささか不安だ。コピー動作時以外は直後にスリープするので、実質はコピーしている時間=駆動時間ということになるのだろうが、こうした撮影会や旅行先では、やはり最低でもこの2倍ぐらいの駆動時間が確保されていたほうが安心だ。
結論としては、場所を選ばない携帯性と、撮影のリズムを崩さない操作性から、HDPS-M1はフォトストレージとしては及第点だといえる。最近はだいぶ低価格になったとはいえ、メモリーカードは決して安い製品ではない。メモリカードを複数枚買う金銭的負担や、バックアップ用にパソコンを持ち運ぶ労力、パソコンの残りHDD容量に気をもむくらいなら、HDPS-M1をおすすめしたい。撮影が楽しくて、メモリーカードの残量不足に悩みがちなユーザーは導入を検討してみてはいかがだろうか。
HDPS-M1のスペック | |
内蔵HDD | 40GB |
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対応メディア | メモリースティック/メモリースティックPRO/メモリースティック デュオ/メモリースティックPROデュオ、CFカード(Type I/II、マイクロドライブ) |
インターフェース | USB2.0 |
バッテリー | 内蔵リチウムイオン |
バッテリー駆動時間 | 約60分 |
充電時間 | 約4時間 |
サイズ | 幅135×奥行き92×高さ30mm、約300g |
対応OS | Windows XP/2000/Me、MacOS |
付属品 | ソフトウェア「Photo Diary」、ACアダプター、USBケーブル、キャリングケース、ハンドストラップ |
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