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ソニーマーケティング、120kHzまで再生できるステレオヘッドホン“QUALIA 010”と真鍮削り出しボディーのポータブルMDプレーヤー“QUALIA 017”を発売

2004年04月21日 23時48分更新

文● 編集部

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ソニーマーケティング(株)は21日、“人の心に訴えるモノづくり”を、技術/デザイン/設計/製造に渡るあらゆる面で最大限に追求し、販売/サービスまでを通じて“感動価値”の創造を目指していくという“QUALIA(クオリア)”の新製品として、ステレオヘッドホン『Q010-MDR1』とポータブルMDプレーヤー『Q017-MD1』の2製品を発表した。価格と受注開始は、『Q010-MDR1』が26万2500円で7月1日、『Q017-MD1』が18万9000円で4月24日。

『Q010-MDR1』
『Q010-MDR1』

“QUALIA 010”『Q010-MDR1』は、高音質と装着感を追求したというステレオヘッドホンで、新開発の“ナノコンポジット振動板”を口径50mmのフルレンジユニットに採用したことで、5Hzから120kHzの周波数の再生が行なえるのが特徴。スーパーオーディオCD(SACD)に記録されている100kHzの広域も再生できることから、原音の微妙な雰囲気やニュアンス、空気感を忠実に再現できるという。ナノコンポジット振動板の材料には、ミクロンオーダーのフィルム状ポリアミド繊維にナノオーダーのシリカ粒子を打ち込んだものを採用し、ナノコンポジットHDダイアフラムとする際の形状や構造も、広域レスポンスのシミュレーションや視聴により決定したという。ドライバーユニットのマグネットにはエネルギー密度が440kJ/m3と高いネオジムマグネットを、コードの芯線には99.9999%の高純度無酸素銅“6N-OFC”を採用している。ヘッドホン側のコネクターには信頼性の高いスイスLOMO社製のものを採用している。

ナノコンポジット振動板 高磁力ネオジウムマグネット
ナノコンポジット振動板高磁力ネオジウムマグネット

本体の材料はマグネシウムで、フレーム構造を採用するとともに、音響特性と装着性を両立させるために多孔質表面材料も採用しているという。ヘッドバンドの骨格にはカーボンファイバーコンポジットを採用。イヤーパッドとヘッドパッド固定部は天然羊革で、ヘッドパッドは圧力分散パッドとなっている。本体重量は約200gで、スタンドが付属する。

販売時には、“QUALIAストア”のコンシェルジュがユーザーの頭のサイズや好みに合わせたフィッティングサービスを行なうという。ヘッドバンドはS/M/Lの3種類、ケーブルは長さが5m/3.5m/2mの3種類、イヤーパッドカラーは赤/青の2種類で、計18種類の組み合わせから選択できる。

『Q017-MD1』
『Q017-MD1』

“QUALIA 017”『Q017-MD1』は、1台1台に高精度加工を施すことでオブジェのように美しいボディーラインと外観、高い質感を持たせるとともに、音にもこだわったというポータブルMDプレーヤー。本体は真鍮パラジウムメッキで、塊から削り出し、各部のつなぎ目や隙間、ネジ類を隠した高精度加工を施すために、月産15台となっている。外観の美しさを損なわないように操作部には集中コントロールキーを採用し、“QUALIA 017”の刻印面を上にしてOPENレバーを軽く押し下げると本体が開く独自の機構を採用している。さらに質感にこだわるために、オーダーメイドのオプションサービスとして、カバープレートを24金メッキ仕上げとする“a.ゴールドプレート”(料金は7万3500円)、銀メッキとロジウムで仕上げる“b.シルバープレート”(料金は5万2500円)、カバープレートの側面に名前やイニシャル、模様を切削機で彫刻する“c.名入れ”を用意している。名入れは、スタンダード名入れの料金が3万1500円で、模様などのフルカスタム名入れは5万2500円となる。付属のヘッドホンも真鍮とアルミニウムの削り出しで、リモコンにも真鍮パラジウムメッキが施されている。

充電器兼用のスタンドが付属
充電器兼用のスタンドが付属

電源は内蔵のリチウムイオン充電池で、電池持続時間は標準で約21時間(SPステレオモード)、最長約33時間(LP4ステレオモード)。充電器兼用のスタンドが付属する。本体サイズは幅91.4×奥行き15.3×高さ79.0mm、重量は244g。

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