Powerleapから、近々Athlon XP/MP用の倍率変更ゲタ「PL-AXP」 | ソケットとCPUの間に挟んで装着するいわゆる“ゲタ”と呼ばれるもの | |
価格は予価2980円。現在サンプル品が展示中 | “Barton”コアのAthlon XP-2500+(AXDA2500DKV4D)、製造週は2003年3週(0303)ということになる |
CPUのソケット変換ゲタの販売で知られるPowerleapから、近々Athlon XP/MP用の倍率変更ゲタ「PL-AXP」が登場予定となっている。発売を予定しているのはOVERTOPで、価格は予価2980円。現在サンプル品が展示中だ。
Athlon XPを倍率変更可能にする製品といえば、最近もSpeedStrip製「SSA-1」という製品が発売されたばかり。対応するCPUは、
“Thoroughbred”もしくは“Barton”コアのAthlon XPということだったが、今回の「PL-AXP」も基本的には同じ原理のようだ。Powerleapサイト内の製品情報やOVERTOPの話によると「対応するCPUは“Barton”や“Thoroughbred-B”コアベースのAthlon XP/MPで“Palomino”や“Thunderbird”、“Thoroughbred-A”コアは非対応となる」とのこと。要は、OPNの最初のアルファベットが“AXDAxxxxxxxxx”で始まっているAthlon XP/MPが対応CPUとなる。
ただし、注意する点がもうひとつある。同店によると「AMDは2003年34週以降に生産されたAthlon XPシリーズの倍率をすべて公式にロックしたためPL-AXPで倍率を変更する為には34週(0334)以前に製造されたAthlon XPを使用する必要がある」という。これについては、Powerleapサイト内でも同様に写真入りで説明がされているので、まずは手持ちのCPUが34週以前のものか、あるいは新たに購入する場合は、ショップで製造週を確認したうえで買うしかないようだ。ちなみにAthlon XPの製造週はCPU本体のラベル上(黒いプレート)のOPNの下に記載されている。例えば、写真は“Barton”コアのAthlon XP-2500+(AXDA2500DKV4D)、製造週は2003年3週(0303)ということになる。
中央にはON/OFFのディップスイッチが5個設けられている | 付属の対応表に従い5~24倍の間で倍率設定する仕組みとなる |
製品本体はCPUと同程度のサイズ(49.6×49.6×2mm)で、ソケットとCPUの間に挟んで装着するいわゆる“ゲタ”と呼ばれるもの。中央にはON/OFFのディップスイッチが5個設けられており、付属の対応表に従い5~24倍の間で倍率設定する仕組みとなる。
もちろんCPUが燃えた場合は自己責任となるので、上級者向けのアイテムであることは覚えておいたほうがいいだろう。なお発売は、当初今月中を予定していたが、2月に遅れているとのこと。興味のある人は同店まで、問い合わせてみるといい。
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