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これぞ人柱仕様!対応マザー不明のままNorthwoodサポートのSocket423→Socket478変換ゲタが販売開始

2002年08月01日 22時20分更新

文● 小磯

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ナゾのゲタ

 ベンダ不明、製品名不明、そして対応マザーボードも不明――。
 「Northwoodコア版Pentium 4をサポートする」という情報以外、すべてがナゾに包まれたSocket423→Socket478変換ゲタが発売となった。Northwoodコア版Pentium 4対応をうたうSocket423→Socket478変換ゲタの販売が行われたのは今回がはじめてだが、果たしてどのマザーボードなら動くのかもわからないという、100%人柱仕様での登場となっている。



裏面 側面
裏面側面
金具 販売中
リテンション固定用金具販売中

 これは7月10日の記事で紹介した製品。1.1という基板のリビジョンと、ゲタの分だけ背の高くなるのに対応したリテンション固定用金具を同梱するのは展示品と同じだ。一方で基板の色が黄土色から緑色になり、裏面にあった刻印がすべて消えているなど、微妙な違いも見て取れる。入荷したOVERTOPによると、Pentium 4-1.60AGHzで動作検証してみたところ、Totem製の“V845PRO”(P4X266)チップセット搭載マザーボード「TM-VP4L」では動作を確認、またASUSTeKの“i850”マザーボード「P4T」では、リビジョンによって動作する場合と動作しない場合があったという。

 価格は3810円。安価だが、それだけにリスキーなシロモノでもある。もはや使い途のないSocket423マザーボードでちょっと遊んでみようか、といった余裕のある人向けと言えそうだ。近日中にPowerLeapのNorthwoodコア版Pentium 4対応Socket423→Socket478変換ゲタ「PL-P4/N」が登場予定となっているのを考えると、なかなか手を出しにくいのは事実。だが、それだけに気になる人もいるはずで、ヘンなモノコレクターを自認するなら押さえておきたいアイテムのひとつだ。

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