FinePix F410
FinePix F410
2003年10月01日 01時52分更新
文● アスキー PC Explorer編集部・美和 正臣
『GOOD』
- とにかく軽く、持ち運びが苦にならない。
- また起動も素早く、ストレスを感じることがない。
- 小型デジカメの基本をすべて押えている。
『BAD』
- 再生時にピントを確認するために拡大表示処理をすると、やや動作が遅い。
- ほかの動きが軽快だけに、ちょっと残念な部分だ。
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●【電源スイッチを兼ねたグリップ部】 F410の電源スイッチは、グリップ部に配置されている。グリップ部をスライドさせることにより電源のON/OFFを操作できる。/●【光学3倍ズームレンズを搭載】 レンズは38~114mmの光学3倍ズームレンズを搭載している。起動時間は約2秒。動作にストレスは感じない。 |
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光学3倍ズームのコンパクトボディFinePix 富士写真フイルム「FinePix F401」レビュー(写真をクリックすると当該記事に移動します)。 |
富士写真フイルムの「スーパーCCDハニカム」は、毎年1月前後に新ユニットが発表される。今回発表されたものは第4世代目にあたり、画素を細微化した「スーパーCCDハニカム HR」と、感度の高い「S画素」と感度の低い「R画素」を合わせて画像を生成し、ハイライト部の白トビなどを防ぐ「スーパーCCDハニカム SR」の2つが発表された。今回紹介する「FinePix F410」(以下、F410)は、前者のHRを搭載したモデルだ。
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●【レンズバリアによりレンズを保護】 電源をOFFにすると、このようにレンズバリアが下りる。開閉する際の「シャコン」という金属音は、聞いていて気持ちがいい。 |
F410の外観を見てもらえばわかるとおり、前モデルは「FinePix F401」だ。レンズは35mmフィルム換算で38~114mmの光学3倍ズームとなっており、おおよそのスペックは変わらない。ただ、CCDの変更により、撮影機能が若干変更された部分がある。
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●【色鮮やかに撮影する「クローム」機能】 「フォトモード」ボタンを押すと、撮影設定を行える。カラー設定には「F-クローム」という項目があり、ポジフィルムのような鮮やかな色合いで撮影もできる。 |
例えばF401ではISO感度は200~1600相当での撮影が可能だったが、F410ではISO200~800相当となっている。ややスペックダウンと感じられないこともないが、ISO1600モードは決して画像がきれいとは言えなかったことを考えると、妥当な判断だろう。
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●【メモリにはxDピクチャカードを使用】 メディアがスマートメディアからxDピクチャカードに変更された。メディアとバッテリが一緒に収まる構造は変わっていない。 |
また、F410ではメディアがスマートメディアからxDピクチャーカードに変更された。このことにより、本体重量が185gから165gに減少している。スマートメディアの読み取りユニットはサイズが大きいことで有名だったが、xDピクチャカードに変更したことにより軽量化を実現できたわけだ。
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●【小型なxDピクチャカード】 xDピクチャカードのサイズは切手ほどだ。撮影データの読み出しは、ストレージクラスに対応しているので、USBケーブル経由でPC本体に送るか、変換アダプタを使って読み出すことになる。 |
当分の間、市場では前モデルのF401との併売となってしまうが、外見がそっくりなので間違えないでほしい。新製品の目印は「スーパーCCDハニカム HR」である。
FinePix F410の主なスペック |
製品名 |
FinePix F410 |
CCD |
スーパーCCDハニカム HR(総画素310万画素、出力600万画素) |
レンズ |
35mmカメラ換算38mm~114mm(F2.8~4.8) |
シャッター |
1/4~1/2000秒 |
露出モード |
プログラムAE、マニュアル |
記録メディア |
xDピクチャーカード |
バッテリ |
専用リチウムイオンバッテリ |
サイズ |
85(W)×27.5(D)×69.4(H)mm |
重量 |
約165g(バッテリ、メディア含まず) |