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富士フイルム、“スーパーCCDハニカムIV HR/SR”を搭載したデジタルカメラ2製品を発表

2003年02月19日 00時00分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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富士写真フイルム(株)は19日、1月22日に発表した“第四世代スーパーCCDハニカム”に当たる“スーパーCCDハニカムIV HR”および“同 SR”を採用したデジタルカメラ2製品『FinePix F410』『FinePix F700』を発表、それぞれ3月9日と5月上旬に発売する。価格はF410が6万4800円、F700が7万4800円。

スーパーCCDハニカムIVには、撮像画素の微細化技術によってCCDサイズが同じ場合に2倍近い高解像度化を実現する“HR”と、大小をつけて特性の異なる2つのCCDから個別に信号を読み出すことで、受光時の光のあふれ(白とびの原因)や不足(黒つぶれ)を防ぎ、従来の4倍のダイナミックレンジを実現する“SR”という2つがある。

FinePix F410
『FinePix F410』

FinePix F410は、撮像素子に1/2.7インチ有効310万画素のスーパーCCDハニカムIV HRを採用し、光学3倍ズーム(35mmフィルムカメラ換算時:38~114mm相当)の“フジノンレンズ”を搭載したコンパクトなデジタルカメラ。記録解像度は、ハニカム補完により600万画素相当の最大2816×2120ドット。音声付き動画撮影機能も持ち、320×240ドット/秒10フレームで連続最長120秒の記録が可能(Motion JPEG圧縮のAVI形式)。背面には1.5インチで11万8000画素の低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーを搭載する。記録媒体はxD-Pictureカード。

本体サイズと重量は、幅85×奥行き27.5×高さ69.4mm/165g(装備時195g)。バッテリーはリチウムイオンタイプ(NP-60)で、撮影可能枚数は連続4000枚(約200分、同社調べ)。

FinePix F700
『FinePix F700』

FinePix F700は、撮像素子に1/1.7インチ有効620万画素のスーパーCCDハニカムIV SRを採用し、光学3倍ズーム(同:35~105mm相当)の“スーパーEBCフジノンレンズ”を搭載したデジタルカメラ。SRは2画素で1ドット分の画像を生成するが、ハニカム補完により記録解像度は620万画素分に相当する最大2832×2128ドット。VGA(640×480ドット)サイズで秒30フレームの音声付き動画記録機能も持ち、メディア容量いっぱいまで連続記録が可能。背面には1.8インチ(約13万4000画素)のCGシリコンTFTカラー液晶ディスプレーを搭載する。記録媒体はxD-Pictureカード。

本体サイズと重量は、幅108×奥行き28×高さ54mm/170g(190g)。バッテリーはリチウムイオンタイプ(NP-40)で、撮影可能枚数は液晶オン時で約135枚、液晶オフ時で約270枚。

上原多香子さん
FinePixシリーズの新イメージキャラクターに起用された上原多香子さん

なお、両製品の発表に合わせて、FinePixシリーズのイメージキャラクターを元“SPEED”の上原多香子さんに変更することが発表された。3月中旬よりTVCFや交通広告、ポスターなどの放送/掲示が開始される。

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