(株)アッカ・ネットワークスは9日、最大速度が下り26Mbps/上り1MbpsのADSL接続サービス“26Mbpsサービス”の予約受け付けを11日に開始すると発表した。これは“G.992.1 Annex I”方式を採用し、ダブルスペクトル、オーバラップエコーキャンセラー、S=1/4フレーム処理技術、トレリスコーディング技術などにより下り速度を高速化したもの(アマチュア無線への干渉対策を行なわない理論値は28Mbps)。11日に提携ISPのうち、ソニーコミュニケーションネットワーク(株)(So-net)が“So-net ADSL 26M”として予約受け付けを開始し、以後、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)(OCN)、ニフティ(株)(@nifty)、日本電気(株)(BIGLOBE)、(株)朝日ネット(ASAHIネット)、(株)フリービット・ドットコム(ReSET.JP)、(株)エヌディエス(TikiTikiインターネット)、松下電器産業(株)(Panasonic hi-ho)が、準備が整い次第、順次、予約/本受け付けを開始する予定。
サービスの提供エリアは、47都道府県823局で、今後、順次提供エリアを拡大し、47都道府県847局とする予定。サービス開始は、NTTの接続約款認可後の予定(7月中旬以降)。同社では、サービス開始に合わせて、ADSLモデム/IP電話/無線LAN(IEEE 802.11g対応)の機能を1台に搭載した『多機能ADSL(IP電話・無線LAN対応)モデム』の提供を開始する。
ADSLリンク速度と距離 |
同社では、“26Mbpsサービス”では、すべての距離において下り速度が向上し、線路距離が2.3km未満では大幅な速度向上が見込まれ、線路距離が2.3km以上ではトレリスコーディング技術などにより平均1割程度、下り速度が向上するとしている。
なお、SCNの“So-net ADSL 26M”は、IP電話サービス“So-net フォン”を利用できるインターネット接続サービスで、月額基本料金は3280円(学割料金は2500円)。サービス開始は8月上旬の予定。