米Lindows.comは、現地時間29日に公開した“Lindows.com Reveals Pre-existing Caldera Agreement”(Lindows.com、Calderaとのすでにある合意を明確に)と題したプレスリリースで、2001年の時点で、当時の米Calderaから技術供与を受ける契約を締結していたことを明らかにした。
同社によると、この契約は現在でも有効であり、米The SCO Groupも既存の契約に基づいた製品アップデートやサービス、サポートを提供していることから、“Businesses, educational institutions and home users of LindowsOS can be confident they will not be dragged into a legal battle”(仕事や教育機関、家庭でLindowsOSを利用している皆さんは、法廷での争いに引きずり出されることはないと自信を持ってもらえる)という。提供された技術がどういったものであるかについては触れられていない。
現在話題になっている米SCOと米IBMの裁判などについては、“Lindows.com is not a party to the legal disagreement between SCO, IBM and other technology companies”(Lindows.comはSCOとIBMやほかの企業との間での法的な見解の不一致に関わるつもりはない)ため、“Until more facts are presented, Lindows.com will not take a position as to the validity of the claims presented by either side”(より多くの事実が提示されるまで、Lindows.comはどちらの主張が正当であるかという立場をとることはない)としている。