米SCO、米MicrosoftにUNIXをライセンス──同時に“Active Directory”とUNIXを連携させる『SCO Authentication』を発表
2003年05月20日 20時53分更新
米The SCO Group(以下、SCO)は米国時間の19日、米Microsoftに対してUNIXの商標権およびソースコードを含むライセンス契約を行なったと発表した。このライセンス契約に伴い、MicrosoftのUNIXおよびUNIX関連製品はすべて正式なUNIXライセンスを受けたものとなる。
SCOの知的財産部門“SCOSource”を担当する同社副社長のChris Sontag氏は、「この発表により、Microsoftはソフトウェアライセンスを通じて同社のソフトウェアソリューションとUNIXの互換性を維持することの重要性を明確にした。これは顧客がUNIXとWindowsのソリューションを実装する際の手助けとなる重要なステップだ」とコメントしている。
また、SCOは同日付けでWindowsのディレクトリサービス技術“Active Directory”と、UNIXシステムやアプリケーションの認証を統合する製品『SCO Authentification』を発表した。
これは分散システム管理ツールベンダーの米Center 7と共同で開発した製品で、UNIXサーバとWindowsサーバに同じユーザー名およびパスワードでログインすることを可能にするもの。認証プロトコルにはKerberosを使用している。“Open Source UNIX Software”でも利用できるという。価格はRISC UNIX用の製品が25ユーザーライセンスで999ドルからで、追加1ユーザーあたり20ドルとなる。
