西日本電信電話(株)は13日、“Bフレッツ”、“フレッツ・ADSL”、“フレッツ・ISDN”の“フレッツ・シリーズ”のユーザーが、外出先で無線LANを利用できるホットスポットを提供する“フレッツ・スポット”サービスを開始すると発表した。同日付けで総務大臣に料金の届け出を行なった。24日に事前申し込みの受け付けを開始し、7月1日にサービスを開始する。
サービスイメージ図 |
“フレッツ・スポット”は、駅の周辺やホテル、飲食店などの外出先の利用スポットで“IEEE802.11b”準拠の無線LANを利用して、ISPのインターネット接続サービスを利用できるようにする定額制のサービス。11Mbpsのベストエフォート型で提供する。サービスプランは、IEEE802.11bの標準のセキュリティー機能を利用する“標準プラン”と、“IEEE802.11x”を利用してセキュリティーを高めた“高セキュリティプラン”の2種類。高セキュリティプランは電子証明書による認証とダイナミック暗号キー配信を利用するもので、当面Windows XPのみ対応となる。無線LANカードはIEEE802.11b準拠で“Wi-Fi”認証を受けている製品を利用できる
料金は、月額利用料が800円で、基本工事費は1000円。交換機等工事費は、標準プランが1000円で、高セキュリティプランが2000円。このほか、フレッツ・シリーズの月額利用料とIPSの利用料が別途必要となる。
利用可能スポットは、サービス開始時が大阪市内の梅田/難波エリアを中心に約30スポットで、以後、名古屋や福岡などの都市部への展開を検討する。今年度内に2000スポット程度まで拡大する予定。主なスポットは、梅田周辺では、新阪急ホテル1Fロビー、ホテル阪急インターナショナル1F NIGHT AND DAY、三井ガーデンホテル大阪など11ヵ所、心斎橋周辺では、ロッテリア心斎橋店、ケンタッキー・フライド・チキン 谷町三丁目店、ウェンディーズ なんばダオーレ店、戎橋筋商店街など17ヵ所、日本橋周辺が、上新電機 J&Pテクノランドなど5ヵ所の計33ヵ所。詳細はウェブで提供する。
“フレッツ・スポット”のロゴマーク |
アクセスポイントの設置協力企業/団体は、アイアンドエフ・ビルディング(株)、アパホテル(株)、イタリアン・トマト カフェジュニア本部、(有)一栄、上島珈琲貿易、(株)ウェンコ・ジャパン、戎橋筋商店街振興組合、(株)ガーデンホテルズ、紀州鉄道(株)、、 (株)ザ・ルーテル、(株)サンマルク、三和実業(株)、上新電機(株)、(株)新阪急ホテル、(株)第一阪急ホテルズ、日本ケンタッキー・フライド・チキン(株)、(株)プロントコーポレーション、 ホテル サンホワイト、(株)ホテル南海、(株)ライオンズホテル、 (株)ロッテリア、ワシントンホテル(株)の計22社/団体。
接続予定のISPは、(株)インターネットイニシアティブ、ニフティ(株)、ソニーコミュニケーションネットワーク(株)、日本電気(株)など15社。
同社は今後、企業向けのプライベートネットワーク構築サービス“フレッツ・オフィス”や、フレッツ・シリーズのユーザー専用ページ“フレッツ・スクウェア”との接続も行なう予定。