エレコム(Laneedブランド)から、新型ブロードバンドルータ「LD-BBR4L2」が登場した。型番が示すように「LD-BBR4L」の後継にあたり、性能を抑えるかわりに低価格をウリにしたモデルである。
横置き型の本体は前モデルと変わらないが、前面にオレンジのクリアパネルをはめ込んだ滑らかなデザインとなっており、全体にシンプルなものへと大きく変わっている。最大スループットは43Mbpsで、実測値は11.7Mbps。それぞれ36Mbps/10.32Mbpsだった前モデルより若干高速化されている。もちろんBフレッツにも対応。
ポート数はLAN側に10Base-T/100Base-TX×4、WAN側に10BASE-T/100BASE-TX×1で、プリンタポート1つを持ちプリンタサーバ機能も備えている。そのほかはDHCPサーバ機能、NAT/IPマスカレードによるファイアウォール機能を備え、PPPoEにも対応と前モデルと同様の機能となっている。
そして最大の特徴は、既存の製品では将来対応とされていた“ユニバーサル・プラグアンドプレイ”(以下UPnP)に初めて発売時から対応をうたっていること。
UPnPとはMicrosoftが策定しWindows XPから標準対応となった(それ以前のWindowsでは手動によるインストールないし設定が必要)家庭用ネットワーク機器間の接続規格で、その名の通りPCデバイスのプラグアンドプレイ機能をネットワークに拡張したもの。そもそもは、一般の家電製品までもがネットワーク接続されるようになった時、PCでそれらをコントロールできるようにと作られた規格だ。
現状での具体的な恩恵となると、同時に複数のPCでWindowsMessengerが使用可能になるなどというものになるが、新時代の規格にいち早く対応したということで注目の製品といえよう。
価格はDOS/Vパラダイスネットワークセンターで8500円。前作同様の嬉しい低価格となっている。
【関連記事】