ここ最近、プラネックス「BRL-04EX」、エレコム「LD-BBR4L2」など、スループットを低めに抑えるかわりに低価格をウリにした製品の登場が続いているブロードバンドルータ。高速化競争もさすがに一息ついたかと思いきや、ここにきて高スループットをうたう製品2機種が同時に発売された。
1つはスループット91Mbpsをうたうプラネックスの「BRL-04FB」、もう1つは70MbpsをうたうNECの「Aterm BR1500H」だ。
全てのベンダにおいて計測方法が統一されているわけではないため単純比較はできないが、BRL-04FBのうたう91Mbpsというスループット値はコンシューマ向け製品が公式に発表する値としては最速となる(計測方法はこちらで詳しく紹介されている)。
MIPS 32bitプロセッサを採用、4ポートの10Base-T/100Base-TXスイッチングHub機能を持ち、全ポートともストレート/クロスケーブルを自動判別するAuto-MDI/MDIX機能をそなえる。PPPoEに対応し、DHCPサーバ/クライアント機能などを持つほか、不正アクセス検出によるファイアウォール機能を装備、LAN側からのアクセスに制限を設定することも可能。ダイナミックDNSサービス、UPnP(ユニバーサルプラグ&プレイ)に対応し、VPNパケットのパススルーによりVPNの構築も可能となっている。価格はDOS/Vパラダイスネットワークセンターで1万2800円、コムサテライト3号店で1万2890円、ぷらっとホームで1万3500円。
「Aterm BR1500H」はNECには珍しくADSLモデムも無線LANも搭載せずルータ機能に絞られた製品。BRL-04FBには及ばないにせよ70Mbpsとこちらも高速をうたっている。細身の縦型、ブラックの本体色というスタイルは無線LAN搭載ルータ「WARPSTAR」シリーズ、ADSLモデム内蔵ルータ「DIRECTSTAR」シリーズと同列にあるものだ。
こちらも4ポートの10Base-T/100Base-TXスイッチングHub機能をそなえ、PPPoEに対応、DHCPサーバ/クライアント機能を持つほか、UPnP(ユニバーサルプラグ&プレイ)にも対応。ダイナミックポートコントロール、IPパケットフィルタリングなどのセキュリティ機能をそなえる。PPPoEブリッジ機能を搭載しグローバルIPアドレスが必要なアプリケーションの使用も可能。価格はDOS/Vパラダイスネットワークセンターで1万2800円。
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