アイ・オー・データ機器から、ネットワークストレージデバイス「HDA-i80G/LAN」が登場した。
同社独自のインターフェイス“i・CONNECT”対応の80GB外付けHDDと、i・CONNECT/イーサネット変換ボックス「LAN-iCN」のセットとなっており、外付けHDDをネットワーク上の共有ディスクとして使用できるという製品だ。
注目なのはi・CONNECT/イーサネット変換ボックスLAN-iCN。USB2.0やIEEE1394などこれまでのi・CONNECTコンバータはコネクタと一体になった形式だったが、LAN-iCNはそれらとは異なり箱型の本体を持っている。その正体は小型コンピュータで、本体背面のスロットに差さるコンパクトフラッシュカードにインストールされたLineo社のLinux「Embedix」により動作する。これにより、WindowsとMacintoshのどちらからでもアクセス可能というのが特徴だ。また各種設定はすべてブラウザ上から行え、アクセス権をユーザ別、グループ別に設定したり、フォルダをWindows専用、Macintosh専用にそれぞれ設定することも可能だ。
HDD本体はごく普通のi・CONNECT接続外付けHDDなので、アイ・オー・データ機器製の他の外付けHDDと換装して使用することができる。ただひとつ注意したいのは、LAN-iCNと組み合わせて使用する際はドライブフォーマットが独自形式となること。そのためほかの種類のi・CONNECTコンバータケーブルとの間で直接使いまわすことはできず、再フォーマットが必要となる。
本体サイズはHDD側が33(W)×187(D)×117(H)mm、LAN-iCN側が116(W)×74(D)×26(H)mm。イーサネットポートは10Base-T/100Base-TX対応。
3月30日の「I・OプラザAKIBA 春の大イベント」で実演された「HDA-i80G/LAN」 |
価格はDOS/Vパラダイスネットワークセンターで4万3800円。サーバ用PCを1台用意するのに比べればはるかにお手軽で低価格であり、家庭内LANを構築している人には注目の製品といえよう。
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