玄人志向のキワモノシリーズから“防じん装置付きアクリルPCケース”「BOUJINKUN」(防塵君)が登場。玄人志向製“Super超頻之家”とも言うべき根性試し用まな板「SEIGI-1GOU/2GOU」用ケースとされているが、大きなアクリルの箱と、外側に付けられた防じん装置がPCケースとはひと味もふた味も違った雰囲気を醸し出している。現在のところSEIGI-2GOUはまだ発売されていないため、SEIGI-1GOU用ということになるが、SEIGI-1GOUの上から被せるようになっているアクリルケースのサイズ(防じん装置含まず)は実測値で450(W)×420(D)×303(H)mmと、かなりの大きさ。アクリル板が静電気を帯びた際の影響を最小限に抑えるためこのような大きさにしたのだとは思われるが、どちらかといえば「亀やイグアナといった動物を飼うためのケースと言った方がしっくりきそう」なほどだ。
ケースの底にあたる部分にはなにもなく、ただ被せるだけという仕様 |
一箇所だけくりぬかれた50mm四方ほどの穴。いったん被せたあとはここからしか内部にアクセスできない |
巨大なアクリルケースは一箇所だけ角の部分がくりぬかれており、ここから電源スイッチや各種インターフェイスのケーブルを出す仕様。BOUJINKUNを被せた場合にはSEIGIシリーズ標準搭載の電源/リセットスイッチがそのままでは利用できなくなる点には注意が必要だろう。防じん装置は122(W)×215(D)×122(H)mm(突起物含む)で、中には、羽部分がフィルタになった、エアコンなどに用いられるものによく似たシロッコファンが搭載されており、防じん処理した風を内部に送り込む。なお、防じん装置には安全機構として電流ヒューズが備え付けられている。
SEIGI-1GOUだけでなく、Super超頻之家のユーザー、そしてPCを“裸”の状態で使っているユーザーにとって、ホコリの問題は避けて通れないだけに、テスト用PCなどを手っ取り早くホコリから守るにはアリかもしれない。高さが約300mmも確保されているため、Super超頻之家でも1段(本体高さ205mm)でも十分利用できるのはうれしいところだ。ただし、かなりの大きさゆえに場所を取るのは覚悟が必要。価格はコムサテライト3号店で1万4600円となっている。
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