GeForceファミリの新製品ラッシュらしく、GeForce4 MX440搭載ビデオカードが各社から続々と登場してきている。各社個性的なチップクーラーが目を引くGeForce4 MX440カードだが、ここに来て“ファンレス”の製品がデビュー。必要十分な速度と静粛性を同時に求めるワガママな人から注目を集めそうだ。
ファンレスGeForce4 MXカードはGainward製の「Gainward GeForce4 PowerPack! Pro/600 TV」(型番:GW-M440VO-A64D5)。赤い基板の中央部分、NV17コアの上には高さ10mm程度のヒートシンクがちょこんと載っているだけというのはなかなか印象的だ。他社製の大仰なチップクーラーに比べると心許なくも感じるほど。ズラりと並んだGeForce4 MX440カードの中で異彩を放っている。ファンレスでオーバークロックを狙う人がいるとは思えないことも手伝ってか、メモリチップは標準的な5ns品。インターフェイスは製品名どおりD-Sub15ピンとビデオ出力となっており、価格はT-ZONE.PC DIY SHOPで1万6980円、高速電脳で1万7800円。
数世代前の廉価なビデオカードで見るようなヒートシンクが載っている |
パッケージに貼られた製品名シール。相変わらず紛らわしい |
Gainwardと同時に店頭デビューしたのはAbit「Siluro GF4 MX」とChaintech「A-G440」。どちらもリファレンスどおりのデザインで、インターフェイスはGainward製品と同じくD-Sub15ピンとビデオ出力。Siluro GF4 MXは、メモリチップが4ns品であることと、ビデオ出力端子が独自形状で、専用のケーブルを介してS/コンポジットケーブルと接続する仕様になっている点が特徴として挙げられるだろう。それぞれ価格は以下のとおり。
価格 | ショップ |
---|---|
Abit「Siluro GF4 MX」 | |
\15,400 | コムサテライト3号店 |
\15,800 | クレバリー1号店 WonderCity |
\15,980 | DOS/Vパラダイス秋葉原2号店 |
\16,800 | TWOTOP 1号店 |
\16,979 | TSUKUMO eX. |
\17,500 | DOS/Vパラダイス本店 |
\17,800 | 高速電脳 |
Chaintech「A-G440」 | |
\13,980 | DOS/Vパラダイス秋葉原2号店 |
\14,750 | DOS/Vパラダイス秋葉原3号店Let's |
\17,800 | 高速電脳 |
Siluro GF4 MXの付属ケーブル。左の専用ケーブルをカードと繋ぎ、そこにS/コンポジットケーブルを接続する。同時出力が可能かどうかは不明 | Siluro GF4 MXのパッケージ。Abit製ビデオカードは“台形”パッケージのイメージが強いが、今回は一般的な直方体だ | 一方、いつもどおりエンジンが描かれたChaitechのパッケージ |