PCとしても充実した
ハード&ソフトウェア
本体側面のカバーを開き、中央部に設置されている電源を取り外したところ。下部の背面寄りに取り付けられているのが独立したアンプ基板、そこから伸びている幅広のケーブルの先にSony Digital Audio System基板があり、シャーシ底部に直接取り付けられている。 |
マイクロATXフォームファクタのSocket478マザーボードはi.LINK端子を標準で装備するなどソニー独自仕様が盛り込まれているが、「P4B-LX」という型番からおそらくASUSTeK製と思われる。 |
さらにTVチューナ内蔵MPEG2リアルタイムエンコーダカードも装備しており、TV番組やアナログ映像ソースをPC画面上に表示できるほか、HDD録画やタイムシフト再生も行える。
PCV-MXS1L5には1024×768ドット/フルカラー表示可能な15インチTFTデジタル液晶モニタ「PCVD-15XD3」が付属する。400cd/m2の輝度を持つ液晶パネルの視野角は左右150度、上50度、下60度。 |
プリインストールソフトは、TV録画/管理/再生の統合ソフト「Giga Pocket Ver.4.3」をはじめ、DV動画の取り込みと編集を行う「DVgate Ver.2.4」「MovieShaker Ver.3.2」、画像管理ソフト「PictureGear Ver.5.1」、地図ビューア「Navin' You Ver.5.5」などのソニーオリジナルソフトや、サウンド編集ソフト「DigiOnSound Light」、年賀状作成ソフト「筆ぐるめ for VAIO」といったサードパーティ製アプリまで豊富にそろっている。OSはWindows XP Home Editionを採用する。
PCV-MXS1はMDコンポとして活用できるだけでなく、ビデオ編集やインターネット接続なども楽しめるPCに仕上がっている。価格はオープンプライスで、ソニーのダイレクト販売サイト「SonyStyle」での販売価格は本体単体モデルが24万9800円、液晶モニタとセットのPCV-MXS1L5が29万9800円となる。今どきのPCとしては高価だが、MDコンポ、TV、HDDレコーダ、DVDプレーヤの機能が統合されており、それらが一体化していることによるデータ活用の可能性の広がりと設置するためのスペース効率を考えればむしろ安価と言えよう。CDのコレクションを簡単に管理し、インターネットを利用した音楽配信を積極的に活用したいと考えているユーザーにとって、PCV-MXS1以外の選択肢は考えられない。音にうるさいユーザーほど本当の価値を実感できるPCだ。
CPU | Pentium 4-1.5GHz |
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メモリ | SDRAM 256MB |
HDD | 80GB |
CD-RW&DVD | R8倍速/RW4倍速/DVD8倍速/CD32倍速 |
通信 | モデム、LAN |
OS | Windows XP Home Edition |
モニタ | 15インチTFTデジタル液晶 |
Officeアプリ | - |