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バイオHS PCV-HS31L5

バイオHS PCV-HS31L5

2003年01月24日 00時00分更新

文● 松本 俊哉

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バイオHS PCV-HS31L5

ソニー(ソニースタイルオリジナルモデル)

価格未発表(3月上旬発表予定、予想価格:20万円前後)

SONY Flash on ASCII
本製品はこちらから購入いただけます。画像をクリックすると“SONY Flash on ASCII”に移動します。

2002年秋から「ホームネットワーク」を掲げてラインナップを展開させてきた、ソニー「バイオ」シリーズ。2003年もその方針に変わりはない。しかし、ネットワークによって複数台のPCを稼動させる場合、長いケーブルが家中を這い回るため、引き回しに手間がかかったり、美観を損ねるといった問題が起こる。これに対するソニーの回答は、ずばり「ワイヤレス化」という形で新型バイオHSに反映された。



Ethernet×2とIEEE802.11aで
ワイヤレスルータとして活躍!!

前面閉じ 前面開き
写真1 本体天面がアーチを描く独特のシルエット。上部の丸いボタンを押すと向かって右のパネルが開き、各種スロットとコネクタにアクセスできる。DVD-RWドライブは縦向きに配置され、向かって左のパネルがカバーの役割を果たしている。

 ホームネットワークで必須のデバイスといえば、複数のPCのIPアドレスを管理し、インターネットへと接続するためのゲートウェイだろう。新型バイオHSの上位モデルには、ホームゲートウェイとなるべくワイヤレスルータ機能が搭載されている。そのため、近い将来に家庭内のネットワーク化を考えているユーザーの1台目として、あるいは、すでにPCを持っていて新しいPCとルータの購入を検討しているユーザーの2台目以降のマシンとしてのニーズにもマッチするというわけだ。

背面
写真3 ルータ機能の証、Ethernet端子が2つ並ぶ。利用するユーザーが減ったとはいえ、アナログモデム機能も省略されていない。

 ワイヤレスルータ機能を持つのは、ラインナップ最上位の「PCV-HS91BC7」とソニースタイル専用モデル「PCV-HS31L5」の2機種。ほかのモデルでは背面のUSB端子の横にEthernet端子が1つ装備されているが、この2機種には「ワイヤレスネットワークモジュール」と呼ばれるPCIカードが装着され(写真3)、WAN側とLAN側で計2つのEthernet端子が用意されている(LAN内に2台以上接続するなら別途ハブが必要)。加えて、カード上にはminiPCIの無線LANモジュールが乗っており、最大54Mbpsの転送速度を持つIEEE802.11a対応無線アクセスポイントとしても機能する。また、このPCIカードにはアナログモデムポートも装備されており、PCをファクス代わりに使う場合やアナログ回線でダイヤルアップをする際にはこれを利用する。

 NAT、NAPT、DHCPサーバ、PPPoEクライアント、ポートフォワード、MACアドレスフィルタリングなどブロードバンドルータとしての標準的な機能は漏らさず、NATの内側にVPN(Virtual Private Network)を張る“VPNパススルー”にも対応している。また、ネットワーク上の機器を自動認識/設定するUPnP(Universal Plug&Play)にも対応しているため、未対応のルータ越しでは利用できなかった「Windows Messenger」のビデオチャットなどの全機能を使うことができる。付属するバイオオリジナルのビデオチャットソフト「With You Call」の利用時にも、UPnPは有効だ。



前面閉じ 前面開き
画面1、2 ワイヤレスルータ機能の設定画面。ネットワーク知識のないユーザーでも数ステップで設定できる「おまかせ設定」が用意されている。

 ルータ機能の設定は、多くの単体ルータと同様にWebブラウザで行う(画面1、2)。設定ページにはFlashが使われ、ネットワークに詳しくないユーザー向けの「おまかせ設定」とパワーユーザー向けの「詳細設定」の2通りが用意されている。Windows XPで無線LANの設定は格段に楽になったが、それでもステップを追って手軽に設定できるのはネットワーク管理の初心者にうれしい配慮だ。

 無線LANのアンテナは本体前面と天面の2カ所に埋め込まれたダイバーシティ方式で、無線通信時には本体上部のバイオロゴがゆっくりと点滅する。なお、無線LANを当面利用しないという場合には、無線機能を停止させることもできる。これは、外部からアクセス可能な無線アクセスポイントにとって、セキュリティの面からも重要なことだ。

 さらに当然といえば当然だが、ルータと無線アクセスポイントはバイオHSの電源オン/オフに関わらず機能するので、省電力の点でも不満はない。ちなみに、ルータの推奨接続台数は16台以下とされている。

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