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ジャストホーム2 家計簿パック

ジャストホーム2 家計簿パック

2001年08月17日 23時16分更新

文● 伊藤

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1日10分入力なら続けられる! 簡単操作の家計簿ソフト
エプロン2

 家計簿をPCで管理する最大のメリットは、言うまでもなく計算ミスがないことだが、ほかにもデータをグラフ化したり、過去の収支と並べて比較検討したりといった作業も楽に行えるなど、PCと家計簿の相性は抜群にいいのだ。にも関わらず、冊子の家計簿がいまでも主流を占めている。これはいちいちソフトを起動してキーボードから入力するのが面倒、という手順の多さに一番の原因があると思われる。

エプロン2
家計簿ソフト「エプロン2」の各種モードを切り替えて表示してみた。上から、家計簿、銀行口座、クレジットカード管理シート。それぞれ家計のやりくりや操作に関するヒントが右サイドに表示される。
 「エプロン2」は、「紙の家計簿と同じ感覚」に敷居を下げて、「1日10分で入力できる」ことを目指して作られた家計簿ソフトだ。以前の「エプロン」ユーザーの声を取り入れ、新たに銀行口座とクレジットカードの管理にも対応し、家計簿を含むトータルの収支管理が可能となっているのが特徴だ。
 紙の家計簿と同じ感覚を目指したというだけあって、操作はシンプルでわかりやすく、ほとんどがテンキーとマウスだけで入力できる。具体的には、「家計簿」「銀行口座」「カード」3つの入力シートを切り替えて、物品の購入や光熱費の支払いといった支出と給料の振り込みなどの収入を順番に記入していくという手順になる。マニュアルを熟読する必要もなく、手軽に始められる。
 これには、直感的に扱える操作性もさることながら、操作ヒントを教えてくれるガイダンスメッセージの効果が大きい。この機能はデフォルトでは画面右側に表示されており(非表示設定も可能)、その時選択している機能の説明と使用方法を的確に解説してくれる。多少操作に戸惑っても、そこを参照すれば次の操作がすぐに理解できるだろう。



エプロン2
レシート入力機能。家計簿をいつもつけている人なら「これこれ、これなのよ!!」という機能だ。
 名前から受ける印象は地味だが、「レシート入力機能」は非常に実用的だ。家計簿は購入した物品をある程度カテゴリ分けしなければならないので、たとえば食料品の買い物をしたときに、レシートから野菜、肉類というようにカテゴリごとに書き出して、その合計を再計算する必要がある。この作業が相当な手間で、時間を食う作業なのだ(家計簿をつけたことがない人でも容易に想像がつくだろう)。
 レシート入力機能を使えば、レシートどおりに購入した品目と金額を1品ずつ打ち込んでいくだけで、その日に購入したカテゴリごとの費目を自動的に計算し、さらに家計簿に反映してくれる機能だ。


エプロン2
グラフでの比較は家計簿ソフトの醍醐味。支出の比率が一目瞭然にわかる。
 「1日10分で家計簿を入力」という触れ込みは大げさに思われるかもしれないが、この書き出し&分類作業の手間がなくなるのは大きく、1日の入力作業は物品購入の支出費目と、銀行口座やカードの利用状況のみで済む。これなら今まで面倒で続けられなかった人でも家計簿がつけられるのではないだろうか。
 家計簿のグラフ化もアイコン1クリックで可能。何も考えずに毎日入力しておきさえすれば、月単位や年単位での支出割合、家計の推移が確認できる。



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