1日10分入力なら続けられる! 簡単操作の家計簿ソフト
エプロン2
家計簿をPCで管理する最大のメリットは、言うまでもなく計算ミスがないことだが、ほかにもデータをグラフ化したり、過去の収支と並べて比較検討したりといった作業も楽に行えるなど、PCと家計簿の相性は抜群にいいのだ。にも関わらず、冊子の家計簿がいまでも主流を占めている。これはいちいちソフトを起動してキーボードから入力するのが面倒、という手順の多さに一番の原因があると思われる。
家計簿ソフト「エプロン2」の各種モードを切り替えて表示してみた。上から、家計簿、銀行口座、クレジットカード管理シート。それぞれ家計のやりくりや操作に関するヒントが右サイドに表示される。 |
紙の家計簿と同じ感覚を目指したというだけあって、操作はシンプルでわかりやすく、ほとんどがテンキーとマウスだけで入力できる。具体的には、「家計簿」「銀行口座」「カード」3つの入力シートを切り替えて、物品の購入や光熱費の支払いといった支出と給料の振り込みなどの収入を順番に記入していくという手順になる。マニュアルを熟読する必要もなく、手軽に始められる。
これには、直感的に扱える操作性もさることながら、操作ヒントを教えてくれるガイダンスメッセージの効果が大きい。この機能はデフォルトでは画面右側に表示されており(非表示設定も可能)、その時選択している機能の説明と使用方法を的確に解説してくれる。多少操作に戸惑っても、そこを参照すれば次の操作がすぐに理解できるだろう。
レシート入力機能。家計簿をいつもつけている人なら「これこれ、これなのよ!!」という機能だ。 |
レシート入力機能を使えば、レシートどおりに購入した品目と金額を1品ずつ打ち込んでいくだけで、その日に購入したカテゴリごとの費目を自動的に計算し、さらに家計簿に反映してくれる機能だ。
グラフでの比較は家計簿ソフトの醍醐味。支出の比率が一目瞭然にわかる。 |
家計簿のグラフ化もアイコン1クリックで可能。何も考えずに毎日入力しておきさえすれば、月単位や年単位での支出割合、家計の推移が確認できる。